|
|
|
|
| レアルマドリがバルサの「4番」ルイスミージャに移籍話を持ち込んだことを知ったヨハンクライフは、何のためらいもなくバルサ首脳部に次のように言ったという。「移籍料の3億ペセタを払うんだったら、いつでも出していい」 クライフはすでに2部でプレーしているとてつもなく体の細い選手、グアルディオーラに目をつけていた。トルトによって発見されたこの青年は、体の動き自体は遅いながらも、頭の回転の速さと高度なテクニック、そして何よりもリーダーシップをとる性格の持ち主であった。 1990年12月16日、1部の選手としてデビューをかざってから10年たったグアルディオーラは今、「エル・ムンド・デポルティーボ」紙の独占インタビューに答えている。
バルサ・カディス戦でデビューしたわけですが、その時のことを。 試合の一週間前にクライフが「次の試合スタメンだ」と教えてくれました。試合前のミーティングでは両手にすごい汗をかいて、すごく緊張してしまったことを覚えています。前半の45分間のことはほとんど記憶にないのですが、後半は結構リラックスしてやれたような気がします。 あなたのデビューと共に始まったバルサの快進撃ですが、アテネでおこなわれたミランとの決勝戦に敗れて、何人かの象徴的な選手が出ていくことになりましたね。例えばスビザレッタとか。その後2年間なんのタイトルもとれませんでしたが。 そうですね、あの試合で一つの時代が終わったような気がします。翌年から若い才能ある選手が入ってきたのですが、なかなかうまくいきませんでしたね。原因は色々あると思うのですが、クラブの環境自体がおかしくなっちゃって。例えば会長とクライフとのいがみあいなどね。選手やファンの人に与えた影響というのもかなり大きかったと思います。はい。 あなたをデビューさせたクライフが、不本意な形でクラブを去ったことはあなたにとっても辛いことだったと思いますが、それ以上に一年半にも渡る大ケガがありましたよね。その時に色々な「噂」が流れましたが・・・。 ケガをしていると時は、とにかく治さなくっちゃということで頭がいっぱいでした。すごく焦っていたんです。というのも何か月も休養しているのにケガの状態が少しもよくならない。どのドクターもはっきりしなかったんです。でも唯一、ドクター・クガットさんが「これは手術した方が良い」という結論を出してくれて、やっと手術する決心がついたんです。そこまで来るのにずいぶんと寄り道してしまいましたが。 ファンハールがバルサに来ることが決まったとき、バルサファンの大部分の人が大喜びしました。でもシーズンが始まって3か月もたたないうちにファンの批判がでてきましたが・・・。 個人的には、ファンハールは良い監督だったと思っています。アヤックス時代の彼のフットボールがそれを証明しているでしょう。 今シーズンはチーム編成の過渡期と考えて良いのでしょうか。 バルサには「過渡期」という言葉は存在しません。それは毎週の試合に勝つことを要求されているからです。監督が一年目であろうが、メンバーの入れ替えがすごくあった年でさえ、「最高のシーズン」を期待されます。はい。 でも今年もまたチャンピオンズリーグでは早くも消えました。 そうですね。最近の4年間で3回も私達は11月に敗れ去っています。この事は指導部、コーチ達、そして選手を含めた全てのバルサ関係者で話し合わなければいけないことでしょう。 あなたはかつてロマリオ、ロナルド、そして現在リバルドと一緒にプレーしていますが、この3人の中で1人を選ぶとしたら誰ですか。 それはマラドーナを選ぶか、ペレを選ぶかと言うような質問ですね。難しいです。はい。 でもロマリオのことをいつも誉めていますよね。 彼が来てからの最初のプレステージで、強く印象に残っていることがあります。その日は練習中にすごい雨が降っていたんですが、ロマリオは右足、左足、そしてヘッドやヒールキックでいとも簡単にゴールを決めていました。その正確なシュートは実に印象的でした。練習後スビサレッタに言ったんです「もしこの選手がシーズンの半分でいいからケガなしにプレーしたら、バルサは楽々優勝だね」 あなたはいつも「ウイングが存在しないフットボールは魅力がない」と言っていましたが、もしあなたのチームにウイングのポジションをこなせる選手がいなかったらどうなるのでしょう。 おっしゃる通り、ウイングが左右に広がってグランドを大きく使うのが私の好きなシステムですが、そのウイングの選手がいないということは、監督が別のシステムでプレーしたいということですから、それはそれで良いと思います。 いつかはユニフォームを脱がなければいけない日がくるわけですが、やはり最後までバルサ選手として引退したいでしょうね。 それはもちろんです。でも正直言って将来のことは誰にでもわからないですよね。特に最近の何年間のフットボール界の変化を見てみると。だって、誰がフィーゴがマドリに行くなんて予想でしたでしょうか。あのフィーゴがですよ。
チキ「まあ大体、優等生のインタビューっちゅうものはこんなもんでしょう」 |
|
|