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クーペルとベンゲル(2001/3/27)
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エクトル・クーペルのいたマジョルカ、そして今いるバレンシアの試合を見る限り、まず第一にチーム編成はディフェンスから始まり、ディフェンスに終わると言っても言い過ぎではないだろう。中盤を厚くしてボールを奪ってからのカウンターアタック、これが最大の武器となる。昨シーズンのバルサ戦によく見られたシーンを思い出すだけでじゅうぶんだ。中盤でバルサのボールを奪いメンディエッタから”ピオッホ”ロペスへのロングパス、レイジンハーの裏をとってゴール前に一直線、シュート、ゴーーーーール。 バレンシアがここ2年間連続してチャンピオンズリーグで活躍しているのを見るまでもなく、クーペルは非常に優秀な監督であることは間違いない。そしてもう一つ明らかなのは、彼のスタイルが「大好き」か「大嫌い」かと、中間なしに、はっきりと分かれるということだろう。基本的に4−4−2システムを使っているものの、場合によってはワントップにして3人のセントラール、左右にラテラルを配置して5−4−1というシステムも使っていたような気がする。いずれにしても、スペクタクルなフットボールなんか糞食らえだ。監督の仕事はチームを勝利に導くこと。勝負師に余計なものはいらない。かっこなんかにこだわっていられない、ひたすら勝利あるのみ。その秘訣は派手で華麗な個人プレーを犠牲にしてもチームのための犠牲精神を全ての選手に求める。スター選手だろうがバロンデオロを獲った選手だろうが、今日デビューした選手だろうが、それは同じだ。とにかくプレッシャーをかけ、相手のボールを奪ってからのカウンターアタック。したがって、ボールの支配率なんか何の意味もない。ウイングもしいて言えばそれほど必要なものでもない。相手チームに余裕を与えない絶え間ない「プレッシャー」、チームの駒となる11人の選手の「犠牲精神」、カウンターアタックの際の「スピード」。これを魅力的と感じるか、吐き気をもよおすかは、個人の問題としておこう。 守りこそが、フットボールの醍醐味、1−0のスコアにフットボール本来の魅力を感じる、あっという間にディフェンスの裏をかかれてキーパーと一対一というシーンは心臓に負担がかかるからいやだ、こういう人にはお勧めだと思う。
ベンゲルに関してはよく知らない。フランスでも日本でも見たことがないし、10試合前後のアーセナルの試合を見ただけだ。従って彼に関しては、新聞に掲載された資料の助けを借りることにする。 アルゼンチン・クーペル、フランス・ベンゲル、今この二人が来シーズンのバルサの新監督として、常に話題になっている。個人的には「クーペル、ノー、ノー、ノー、ポル・ファボール!!!」と魂の叫びをあげているものの、何かの間違いで来てしまったら、それはそれで受け入れるしかないだろう。チャンスはすべての人に同等にあげなければならない。そして最も重要なのは監督ではなくて、選手であると思うからでもある。リケルメ、サビオラがアスールグラーナのユニフォームを着、クライハート、リバルドと一緒にプレーしている所をカンプノウで見られるなら、もう既に「スペクタクル」ではないか。ただし、インテルという悪い見本があることも忘れてはならない。 |
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