|
最後のチャンス
度重なる負傷という不運だけがあり、“栄光”も“名誉”もなかったこの2年間、その失われた時間を取り戻すのは今シーズンしかない、そう考えるジェラール。クラブ理事会メンバーも変わり、コーチングスタッフも変わり、そして彼もまた変わらなければならない。“バレンシアにジェラールあり”とヨーロッパ中のメディアを騒がした、かつてのジェラールに変わらなければならない。そしてアメリカ遠征参加がダニと共に疑問符を付けられていた彼が、これまでのユベントス戦、ミラン戦と2試合続けてスタメン出場しフラン・ライカーの期待に見事に応える仕事をしている。
「このアメリカ遠征メンバーが発表される前に、自分やダニの参加が疑問視されていたのは事実。でも個人的にはすでにフラン・ライカーとの話し合いで参加することはわかっていた。そして自分にとってこのチャンスは唯一のチャンスだと思っていた。ここで自分のすべてをだしきらなければ、これまでのシーズンを繰り返すことになるという恐怖感もあった。でも一人の選手にとって監督が信頼を与えてくれるということは非常に支えになることだし、自分の一番自然なポジションで試してくれている監督の期待に応えることができて非常に満足している。」
|