|
アメリカ遠征が終わった
この試合でフラン・ライカーが試したもの、それはこれまでのユベントス戦やミラン戦での戦い方のような4−2−3−1システムで左右のエストレーモを起用することを放棄し、4−4−2システムに選手を配置して自陣のポルテロ前をキッチリと閉鎖する作戦だった。皮肉にもバルサの唯一の得点はフラン・ライカーが試みようとしたサビオラとクルイベルをトップとしての“中央突破”ではなく、右サイドからのロナルディーニョのセンターリングからのものとなった。いずれにしても相手や試合状況によっていくつかのシステムが起用されることになるであろうフラン・ライカーバルサにとって、この日の前半の戦い方は一つのテストであった。
後半に入りこれまで通りの4−2−3−1システムを採用したバルサは左にオーベルマルス、右にクアレスマを入れ左右のエストレーモスタイルをとる。だが機能したのは右だけ。なぜならオーベルマルスは90分プレーしたどの選手よりも動きが悪くグランドから完全に姿を消した試合となったからだ。片翼となったエストレーモだが、クアレスマはこれまでと同じようにそれなりの仕事を45分にわたって見せ、バルサのすべての攻撃は右サイドからのものとなった。
アメリカ遠征最終戦となったマンチェスターとの試合に敗れたとはいえ、合計3試合を戦い2勝1敗という成績を勝ち取ったバルサ。まだ練習が始まったばかりというチーム状態や、相手が中国あたりのナントカチームではなくユベントスとかミランなどが相手の試合だったことを考えれば、フラン・ライカーにとっては大成功というところだろう。
今日火曜日の昼にフランクフルト経由でバルセロナに戻ってくる選手たちは、それでも午後からは久しぶりのカンプノウでの練習が待っている。選手たちにとって待望の休養日がやってくるのは明日の水曜日。そして木曜日には普通の練習がおこなわれ、翌日の金曜日にはイングランドツアーに出発することになる。
|