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リケルメとボカの関係
ボカが申請していた“選手登録期間の延長”を却下したフットボール協会の判断が昨日発表されたことにより、すべてのメディアがリケルメのボカ行きの可能性を否定した。だが、その発表から数時間もたたないうちにチキ・ベギリスタインが奇妙な発言をしている。
「我々の希望はロマンにはヨーロッパのクラブで1年間だけプレーして欲しいことだ。その希望は変わらない。だがどうしてもロマンがボカに戻りたいというならその可能性も追求しなければならないだろう。彼のほんのチョットした歩み寄りと、ボカ・バルサ間の合意の努力がおこなわれればそれは可能かも知れない。」
このチキの発言はスペインメディアには驚きのものであったが、アルゼンチンメディアにとっては常識的な発言としてとらえられている。アルゼンチンフットボール協会が下した“選手登録期間の延長却下”という事実にも関わらず、なにゆえリケルメのボカ行きが可能となるのか。それはフットボール協会をよく知るアルゼンチンメディアにとってはなんら不思議なことではなかったようだ。なぜなら過去にもこのような“決断”が、簡単に変更されてきた事実に事欠かないアルゼンチンフットボール協会だからだ。つまり今のところあってないような“決断”と考えられているようだ。すべて状況次第で柔軟性を発揮するアルゼンチンフットボール協会ということか。
チキの語る「ロマンのチョットした歩み寄り」は何を意味するのか。それはリケルメはボカへレンタル移籍することをどこのクラブへ行くことよりも大優先事項として考えているものの、年俸の引き下げは認めるつもりはないようだ。490万ユーロ(税込み)の年俸+1試合ごとの出場ボーナスとして20815ユーロが彼の懐に入る約束になっている。だがボカにはこの年俸はおろか試合出場ボーナスさえ支払う余裕はない。だからリケルメは年俸引き下げ案を認める“チョットした歩み寄り”をすべきだということを間接的に言っているチキだ。
ボカとバルサの合意の努力、それはリケルメのレンタル料の問題に関してのことだ。昨年、ボカは違約金1150万ユーロとしてリケルメをバルサに売っている。600万ユーロは昨年の夏にすでに支払われ、残りの550万ユーロを今年の夏が終わるまでに2回の分割払いで支払う約束となっていた。1回目の300万ユーロはすでにボカに支払われている。したがって残りは250万ユーロ、だがバルサはいまだにこの金額をボカに支払っていない。それは最悪のケースとしてリケルメがヨーロッパのクラブではなくてボカにレンタルされた場合のレンタル料として考えているからだ。だがボカはこれを受け入れることを否定している。まず現金の受け取り、そしてそれからリケルメのレンタル問題を検討しましょう、そういう方針だ。これがチキの言う“両クラブ間の合意の努力”問題となる。
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