| バルサは金のなる木
「バルサに一時的な経済的な危機が訪れたとしても将来的には何の問題もない。それは不動産をはじめ多くの財産を抱えているクラブであるからというだけではなく、多くの収入源をどこのクラブよりも持っているからだ。」
かつて何回となくガスパー元会長が公式発言してきたこの言葉。それは嘘ではない。そして皮肉にも彼を会長の座から追いやったラポルタ新理事会が早くもガスパーの発言を裏付けている。ラポルタ理事会は発足してからまだ3か月しかたっていない。だがバルサというクラブの偉大さを示すにはじゅうぶんの期間でもあったようだ。なぜなら早くも経済的問題、もちろん否定的な問題としてあった経済的問題、それを解決の方向に向かうことに成功させているからだ。
メディア的クラックとして獲得したロナルディーニョ人気がこの問題解決に大いに役立っていることは否定できない。バルサソシオにとって年間を通じて唯一の有料試合となるジョアン・ガンペル杯に9万人の人々が押し寄せたこと、そして深夜の試合となったセビージャ戦で1万2千枚のチケットが売り切れたことにより、この2試合だけですでに170万ユーロのチケット収入を得ている。そしてソシオ数の増加とソシオ年間シート席の値上げによる収入、10月に予定されているメキシコでの親善試合による収入などを加えると、当初予定していたものを遙かに越える年内の収入が見込める状態となっている。
もちろんテレビ契約の収入増加が大きな収入源の一つとなっていることは否定できない。ヌニェス時代におこなわれたこのテレビ契約によりバルサは少なくとも年間720万ユーロの増加を獲得している。今シーズンに入って新たなスポンサーとなったダムやフジからの収入、そして近々発表されることになる携帯電話会社(一つはアメナに決定)などを加えるとなると、年間予算の半分近くをすでにクリアーする数字となっている。
ユニフォームの広告も新たな収入の一環となるだろう。今日にもアジアに向かって旅立つ3人のクラブ関係者。一人はマーケティング責任者のマーク・イングラ、そして理事会員のエステベ・カルサーダ、そしてテクニカル・スタッフのチキ・ベギリスタイン。チキはアジアにはじめてできたバルサショップの開設祝いに、そして前者の二人は韓国と日本でのスポンサーとの具体的な交渉のためだ。
|