■1チャンネル(1.0MB)
バルサのプレジデンテがメヒコのプレジデンテにメヒコ英雄マルケスのバルサユニをプレゼント。また市民戦争が起きてバルサが危機に陥った時には、70年前のように遠征に呼んでくださいね。

■2チャンネル(1.2MB)
総勢何十人という報道陣を前にマルケス君しゃべります。

■3チャンネル(1.2MB)
この試合にはようやく日干し組みが出場することができるらしい。ルイス・ガルシア、イニエスタ、オスカー・ロペス、エトセトラ、エトセトラ。

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チキとライカー

セクレタリオ・テクニコのチキ・ベギリスタインと現場監督のフラン・ライカー。ラポルタとサンドロ・ルセーによって厚い信頼感を勝ち取っていたチキは、クラブ新会長がラポルタに決定するやいなやセクレタリオ・テクニコに就任。そしてチキにとっては師匠と呼んでもいいクライフの意見を聞いた上で監督にはフラン・ライカーを就任させることになる。基本的なチーム構想、つまり補強選手の選択や戦術などをイメージするのがチキの役割であり、それを受けて実践化するのがフラン・ライカーになるはずだった。だが完全にチキのアイデアがフラン・ライカーに受け入れられることにはならなかった。フラン・ライカーにとって受け入れられないアイデアは拒否する権利があるし、彼の最終的な目的は勝利すること、勝利し続けて何らかのタイトルを獲得すること、それだけが彼の監督としての座を約束させてくれるものだからだ。

チキに任された最終目的はチームカラーを再構築すること。これまで失われかけていたバルサというクラブのチームカラーを、あの攻撃的でスペクタクルなチームカラーを復活させること、その再構築の芽さえ生まれてくれば今シーズンはタイトルがとれなかったとしても問題ないとこれまで語ってきている。左右に大きく開かれたプレースタイルがチキの基本的なアイデアの一つであること、それだからこそバルサに欠けていた右エストレーモとしてクアレスマを獲得。彼のアイデアはあくまでもエストレーモスタイルを起用してのものだった。

プレステージでの試合を含めてこれまでバルサは10試合以上の試合を戦い、その度にシステムの模索をおこなってきている。フラン・ライカーにとってのシステムとは、勝利に近づくための“最良の方法”を意味するものでありプレー傾向を示すものではない。トリデンテを採用したり、エストレーモを起用したり、それでも納得いかなければ両方採用するか、あるいは両方とも採用しないか、そのうちの一つとなる。そして先日のAt.マドリ戦ではトリデンテでもなくエストレーモも置かないシステム、中盤をフィジカル的に優れている選手で埋めて支配し、相手のミスを誘いながらスキを見て攻撃に突入するという、彼がフットボール選手としてもっとも充実した時期を過ごしたイタリア時代の経験を活かしての発想だ。そしてこの試合は引き分けに終わったものの、フラン・ライカーが得た収穫はかなりのものだったようだ。

フラン・ライカーはAt.マドリ戦でのスタイルを一つの基準としてこれからのバルサを準備しようとしている。これからのバルサではイニエスタはもちろん、サビオラやチャビの影が薄くなることは明らかだ。テクニシャンよりもひたすらフィジカル的に強い選手が優先されることになる。チキが納得するかどうかは問題ではない。フラン・ライカーは監督という、勝負に勝利することを義務づけられた職業のプロであり、それを実行するためには彼が信じる最善の方法を選ぶのが自然というものだ。そしてそれを受けてチキ・ベギリスタインは、そう、クラブのために働くことを義務づけられているチキは、すべての選手にフラン・ライカーのアイデアを信頼することを要請している。選手と監督の持つ信頼感がなによりも重要だと考えるチキ。彼がフラン・ライカーのアイデアを信じるかどうかは問題ではない。選手たちがか監督のアイデアを信頼すればよい。

だが、次のバレンシア戦は一つの大きな爆弾ともなっている。選手と監督の間でどのように厚い信頼感が生まれようと、そのこととバルセロニスタの間にも信頼感が生まれることは別問題だからだ。もし、カンプノウでのバレンシア戦でもこれまでと同じような試合展開を見せられたとしたら、そしてこれまで“結果”が唯一の潤滑油となってきているものの、もしその“結果”が出なかったとしたら、早くもフラン・ライカー・バルサに強烈な批判が襲って来ることになる。多くのバルセロニスタは“カルッチオ”が好みに合わない、そのことをフラン・ライカーに教えることになる。