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ラポルタチーム、最初の危機
国王杯準々決勝での痛々しい敗退は同時にラポルタチームが最初の危機を迎えたことを意味する。今シーズンの最低目標として“リーグ戦4位以内、そして一つのタイトルの獲得”をあげたラポルタチーム。まだUEFAカップが残っているとは言え、国王杯のタイトルに比べたら果てしなく長い道のりと強運を必要とするタイトルだ。多くの批判を浴びることになったフラン・ライカー監督ではあるものの、その批判の本来の矛先はラポルタチームへと向けられるべきものだろう。新政権が誕生し、そして彼らが理想的な監督として指名したのがフラン・ライカーだからだ。しかもここ何日かの間にメディアの紙面に一挙に出現した“放出選手・獲得選手候補リスト”に関してチキ・ベギリスタインが次のように語るとき、それはさらに明らかになる。
「フラン・ライカーが放出選手や獲得選手を決めるのは自分だと語っていたが、それは違う。それを決めるのはバルサというクラブだ。」
バルサ、それは彼らにとっては背広を着たクラブ首脳陣を指す。
多くのメディアがフラン・ライカーのおこなった選手交代を批判している。なぜロナルディーニョをベンチに下げたのか、なぜダビッツをベンチに下げたのか、多くの疑問符がフラン・ライカーに対して投げられた。この試合、少なくても前半のロナルディーニョの動きは今シーズン最悪のものだったと言える。だが、確かにそれでもロナルディーニョはロナルディーニョだ。多くのバルセロニスタが期待する“奇跡”をおこしてくれるかも知れなかった。それでも、その可能性だけをもってしてフラン・ライカーを攻めるのは的外れだろう。ロナルディーニョに代わって登場してきたルイス・エンリケがもし勝利につながるゴールを決めていたら、フラン・ライカーはヒーロー監督となっていたに違いない。
ダビッツにしても、これまで見てきた少ない試合での彼の動きではなかった。ボールを奪うことが役目の選手がボールを奪われるようでは何ともみっともない話しだ。5月までしかいない選手を“選挙公約にある第二のメディアクラック選手の獲得”と図々しくも堂々と言い切るラポルタ。だが残りわずか4か月だけのために、そしてユーロ2004への体調の調整のためにプレーしている選手がこの段階で“疲労”していること自体が問題だ。
もしメディアがフラン・ライカーを批判するのであれば、そしてその批判は大方のものが正しいとしても、同じようなエネルギーでラポルタチームを批判しなければならない。もう2月に入るというのに、そしてリーグ戦はもう4か月弱しか残っていないというのに、いまだにバルサはどのようなシステムで戦おうとしているのか誰にも理解できないチームだ。その責任はフラン・ライカーにあり、彼を指名した多くの関係者、ラポルタ会長、チキ・ベギリスタイン、そしてもちろんヨハン・クライフ、彼らも同時に批判されなければ公平とは言えない。
多くの批判とプレッシャーを受けながら、フラン・ライカー新米監督は信じる道を行くべきだ。彼のスタイルが“結果”のみを追及するものであるならば、その“結果”をだしていかなければならない。今度の日曜日は苦手なカンプノウでのアルバセテ戦。とりあえずこれに勝利して4位以内への接近を試みるしかない。それが彼の仕事だ。
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