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287分無失点ビクトル
ジョアン・ラポルタ会長が5−0という圧勝で終わった試合の翌日に「フラン・ライカー監督は偉大な監督。我々は今まで彼に対する信頼感を失ったことはないし、これからもないだろう」と語るとき、それはほぼ冗談の世界のたぐいのものであり、誰もその言葉に共感をもつはずもない。短い監督経験とはいえ、いまだにタイトルの一つも獲得したことがないし、まして今のバルサの置かれている現状を見れば明らかだ。残り4か月となったリーグ戦で首位のレアル・マドリに15ポイント差と離され、クラブの唯一の目標は4位以内に入ること。そのような状況を作りだしている監督が、少なくても今のところ“偉大”な監督であるわけがない。
フラン・ライカーは結果をだしていないものの、ポルテロのビクトル・バルデスは確実に結果をだしつつある。ラポルタのプレッシャーに負け、それまで絶対スタメンの一人だったビクトルをベンチに下げルストゥを選んだフラン・ライカー。だがメディアクラックトルコ人ポルテロを出場させながらも、残念ながら悲惨な結果に終わってしまった。そして多くのバルセロニスタのプレッシャーの前に、再びビクトルがスタメンポルテロとして登場したのはつい最近のことだ。そして彼はこれまで287分間にわたってゴールを許していない。最後にゴールを決められたのは、そう、クラシコでのロナルドのゴールだった。
サラゴサ戦で無失点、次のビルバオ戦はインフルエンザで倒れジョルケラがスタメン登場し、素晴らしい活躍をみせるものの最終的に引き分けという結果につながる1点を許している。そしてセビージャ戦で復活し無失点、また先日のアルバセテ戦でも無失点という結果をだしている。
「無失点というのは何もポルテロだけが誉められることではなく、チーム総体がいい仕事ができているということだし、特にディフェンスの選手たちが活躍しているということでもあると思う。」
そう語るビクトル。
今年の夏に開催されるユーロ2004ポルトガル大会。スペイン代表として選ばれるポルテロは第一ポルテロとしてカシージャス、第二ポルテロとしてカニサーレス、そして現在は空白となっている第三ポルテロ。この空白に入るのはビクトルかレイナというのが代表監督のイニャキ・サエスのアイデアだ。アンダー21代表では試合ごとにレイナとビクトルがそれぞれポルテロを務めていた。残りの4か月のリーグ戦でどちかが活躍し続けるかでこの空白が埋まることになる。
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