| ローマで、してはいけないこと
「名監督、それぞれの方法があり」とはいうけれど、名監督に一致していることは、敗北したときにも何らかの反省点をつかむことだ。レシャックが名監督かどうかという議論は別として、メスタージャでのバレンシア戦の敗北から何かを学ばなければならない。それがローマ戦での教訓となるだろうから。ローマ戦で、してはいけない6つのこと。
1.引き分けを考える
バルサはバレンシアと違い、引き分け狙いで試合を展開する方法を知らないチームだ。常に勝利を第一原則として作られてきたチーム。相手が誰であろうと、場所がどこであろうと勝ちに行く試合をしてきたのがこれまでの我々の知っているバルサだ。バレンシア戦での雰囲気は、残念ながら「勝ちに行く」バルサが感じられなかった。ローマ戦では決してこれを繰り返してはならない。もしローマ相手に引き分け狙いで戦ったら、バルサが敗北するのは目に見えている。
2.たった1回のシュート
90分の試合を戦って枠内のシュートが1本というのは、どのような下位チームであれ誉められたものではない。ましてタイトルを獲ろうというバルサには惨めすぎる内容だ。相手のゴールキーパーに近づく方法は色々とあるはずだ。もしクライハートがワントップとしてプレーするなら、中盤の選手の上がりが必要になってくる。いずれにしても誰かがシュートしなければ点は入らない。バレンシア戦でバルサが初のシュートを打ったのは80分過ぎてからだった。話にもならない。
3.クライハートが一人デランテーロ
バレンシア戦でのパトリックは中盤に下りてきてボールを拾おうとしていた。あの日のデランテーロがトリデンテだったらそれも納得がいく。だがあの試合、デランテーロはパトリックだけだった。その彼が中盤に下がったら、いったい誰がゴールに近づくのか。もしローマ戦でもパトリックのワントップとするなら、彼は我慢強く自分のポジションに残らなければならない。最も相手チームディフェンスが危険を感じる、彼の自然なポジションにいなければならない。
4.パンチ不足
もしローマ戦を勝利したいと思うのなら、バレンシア戦では見られなかった「パンチ」が必要だ。それはどういう「パンチ」か。勝利を信じる精神的な「パンチ」だ。バレンシア戦ではそういう勝利を信じるものが見られなかった。勝利への疑いが中途半端なシュートやプレーを生む。ローマに勝つにはこの「パンチ」がどうしても必要となる。
5.セントラールの弱さ
右サイドからルフェッテがノーマークでレイナの前に突っ込んできた。これが結局バレンシアの1点目となる。セントラールの選手たちはどこにいたのか。デブーとクリスタンバールが、なぜあれほどの穴を作ってしまったのか。ローマ戦ではこのようなミスはもちろん許されない。バティとトッティを擁するローマだ。クリスタンバールとデブーの相互理解がさらに必要な試合だ。
6.フィニッシュ不足
リバルドを欠いたバルサは個人プレーで試合を決める可能性が少なくなることを誰もが知っている。だがバルサにはクライハート、サビオラもいることを忘れてはいけない。ルイス・エンリケだって負傷から帰ってきているのだ。リバルド不在時のバルサが抱える問題は、精神面にもあるのではないだろうか。リバルドに頼りすぎという意見がでてからずいぶんとたっている。だがいまだにそれを乗り越えられないでいるバルサだ。
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