| 空中に浮いたコイン
コインは投げられたままだ。昨日のカンプノウでの試合を終了してもいまだに空中に浮いたままだ。したがって来週の火曜日におこなわれるガラタサライ戦が終わらない限り、地上に落ちてきたコインが「表」か「裏」かはわからない。
カンプノウは立錐の余地もなしに埋め尽くされていた。試合開始と共に力一杯の応援を送るソシオたち。だが結局90分後には、カンプノウにおけるチャンピオンズリーグ3試合がすべて引き分けという結果になった。それでも、まだバルサは生き続けている。生き続けてはいるが、生き残るためにはイスタンブールの地獄を通らなければいけないことになった。地獄の果てに天国に行き着くか、あるいは奈落の底に落ちるか、それは来週の火曜日に決定する。
■コインはまだ落ちてこない
地元カンプノウにおける3試合がすべて引き分け。ガラタサライ戦で2−2、ローマ戦で1−1、そして昨日のリバプール戦では0−0という試合結果。こうしてみると、いまだにバルサがチャンピオンズリーグで生き残っているのが奇跡に感じてくる。しかも状況次第ではグループのトップになる可能性まであるのだ。だが1位であろうと2位であろうと次のステップに進むためには、今以上の奇跡の可能性を信じるしかない。なぜならイスタンブールの地獄の試合が待っているからだ。最下位に位置するリバプールにも、そしてイスタンブールで対戦するガラタサライも、それぞれ次へのステップに進む可能性を秘めている。したがって最終戦を残した段階で、すべてのチームに可能性があるのだ。
ガスパーの投げたコインはいまだに空中に浮いたままだ。そのコインが示す「成功」か「失敗」かはイスタンブールが答えをだしてくれる。
■アンフィールドからカンプノウ
コインが「表」と出るか「裏」と出るか、それは誰にもわからない。それはアンフィールドでのバルサと昨日のカンプノウでのバルサを見れば明らかだ。バルサにとって偉大な夜となったアンフィールドでの戦い。あの試合では、ボールコントロールと両翼を駆使しての戦いをしたバルサだった。二人の軸となった選手、それはチャビとオーベルマルスだった。そして昨日、カンプノウではボールコントロールと両翼を失ったバルサが我々の前にあった。もちろんチャビはベンチに、オーベルマルスにいたってはベンチにさえいなかった。したがって我々にはイスタンブールで登場するバルサがどのようなバルサなのか、それはキニエラを当てるように難しいことのように思える。
■バルセロニスタの怒り
それは試合終了まであと5分というところだった。レシャックはサビオラに代えてジェオバンニを投入する。これまですべての苦痛に耐えながら喉をからして応援してきたバルセロニスタが、ここで初めて否定的は反応を示した。レシャックに対する大きなブーイングだった。なぜならバルセロニスタにとってこれまで得点のチャンスを生んできたのはサビオラだと理解していたからだ。だからレシャックのおこなった交代劇に納得がいかない。
事実サビオラはリバプールのペナルティーエリアで、二つのPKと言われてもおかしくない反則を受けていた。少なくてもその一つは明らかにPKであった。リバプールのキーパーであるドゥデックが犯したサビオラに対するエリア内のファール。そしてそれ以外にもバルサにとっては少ないゴールチャンスにいずれもサビオラが絡んでいたことも忘れてはならない。
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