| 最初の決勝戦
バルサの監督カルラス・レシャックは心理学者に変身した。昨日、バルセロニスタと選手に対しメッセージを送っている。
「残り24ポイントを獲得すれば、我々は優勝できる」
今日は残り8試合の最初の決勝戦となる。
■クライフの精神
今シーズンのバルサは3連勝したのが最高で、それも1回しかしていない。したがって、残り8試合を8連勝するのはユートピアではある。だがそれが不可能と誰が言い切ることができるだろうか。
「8連勝、24ポイント、そして我々はチャンピオン」
非常に難しい。だが不可能ではない。しかもクライフのサブとして働いていたレシャックが言うことだからなおさらだ。1994年、サラゴサに6−3という大敗を喫してバルサはほぼ死にかけようとしていた。タイトル獲得はは今シーズンより難しい状況を迎えていた。だが偉大なクライフはここに来てチームを立て直す。
「我々はまだ優勝の可能性が残っている」
残り15試合となった時点で、スーパーバルサは13勝2分けという成績を残す。リーガ最終戦、デポルティーボはジュキックのペナルティーの失敗によりタイトルを逃し、バルサの奇跡的な逆転優勝を許した。
■チャンピオンズの精神
トルコでの勝利はあらゆる意味合いにおいて、レシャックバルサに大きな足跡を残したようだ。あの勝利により、選手たちはもちろん、バルセロニスタも失われ欠けていた「希望」を取り戻した。今、バルセロニスタは期待を抱き、選手たちは自信を身につけている。
クラシコでの引き分けという結果はリーガ制覇からの最終的な決別かと思われたものの、トルコでの勝利は再び「夢」を見ることを可能にしてくれた。我々は決して「安っぽくはかない夢」のことを言っているのではない。喜びは確実に感染し、新たな結果を生んでいく。それがバルサの快進撃となる可能性だってあるのだ。トルコでの勝利は2002年のバルサの「運」を変える歴史的な試合として残るかも知れない。
■レシャックの精神
イスタンブールの「地獄」から無事に生還してきたバルサ。この勝利は選手の信頼感を取り戻すと共に、レシャックのモラルを非常に高いものにしている。
「今の我々は天国にいるわけでもなく、まして地獄にいるわけでもない。言ってみれば『試練の場』にいると言っていいだろう。チャンピオンズの結果は我々が冷静さを取り戻すのに役立った。だがそれも今日のバジャドリ戦次第といえるだろう。チームの雰囲気は非常にいいものとなっている。これまで我々はリーグ制覇から脱落したと思っている人々がいるようだが、私はそうは思わない。」
レシャックにとって明らかなことは、ガラタサライ戦以前と以降では精神的な面で大きな変化が生まれたことのようだ。それは少なくてもタイトル獲得に向けた可能性の追求が可能になったことからきている。
「もし一シーズン通してバルサが何のタイトルも獲得できなければ、少なくとも私は失敗のシーズンだと思う。我々はバルサであり、世界の中でも屈指のクラブなんだからね。だがもしチャンピオンズの決勝戦に進出し、リーグでも2位につければ、それはそれなりに良いシーズンだったと言っていいかも知れない。」
イスタンブールの勝利で、たったそれだけの勝利で、偉そうにしゃべっていると思われることを嫌うレシャック。状況が良い方向に向いていようが悪い状況を抱えていようがモラル面ではいつも上昇志向だと言う。
「フットボールは人生と同じさ。良いときも悪いときもある。だがどのような状況であれ精神面だけは強く持たないといけない、というのが長い人生を送ってきた私の結論。良い状況の時だけ胸を張ってしゃべることは許されない。ルイス・エンリケがガラタサライ戦でゴールを決めようが決めまいが、私のモラルは常に高い。」
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