| 痛々しい週末
セマーナ・サンタの真っ最中にも関わらず、5万人のバルセロニスタがカンプノウに詰めかけた。だが90分後に彼らが感じたものは、痛々しい土曜日となったことだ。マドリ、バレンシア、セルタが勝利し、リーグ優勝争いからバルサは離脱した。残るはチャンピオンズだけとなったバルサ。アテネでもう一つのファイナルが待っている。
■すべてが裏目に
バルサにとって「熱い週末」が期待できる土曜日のはずだった。バルサは地元カンプノウで、そしてマドリ、コルーニャ、バレンシアはアウエーでの試合だったのだから当然だろう。首位に近づく絶好のチャンスだった昨日。レシャックの計算の中には、少なくてもいくつかの上位とのポイント差が縮められるはずであったに違いない。だがすべては裏目にでてしまった。レシャックをはじめ、多くのバルセロニスタが期待したライバルチームのつまずきは、捕らぬ狸の皮算用に終わってしまった。マドリが、バレンシアが、そしてセルタが勝利しデポルティーボが引き分けに終わった。そして最悪なことに、肝心のバルサがラス・パルマスに勝利することなく、引き分けに終わる。完璧にすべてが裏目にでた土曜日となった。
■すべてが失敗
プロの選手の集中力を疑うことは愚かなことかも知れない。だが昨日のバルサの選手の頭の中に、他のクラブの結果がちらつかなかったかといえば嘘になるだろう。それが集中力の欠如となったかどうかも確かではない。試合開始早々、ラス・パルマスの選手はそれぞれが適所に配置することによりバルサのディフェンスから出るボールを奪いに行く。だが4番チャビの指揮のもと、ボールコントロールをどうにか支配したバルサはサビオラ、クライハート、ルイス・エンリケのスペクタクルなコンビネーションにより先制点をあげることに成功する。だが問題はいつものごとくそれ以降だった。ラス・パルマスを完全に沈めるチャンスを何回も作りながら、それを逃してしまうバルサ。まるで1点の有利で仕事の90%は終了したかのようなバルサの姿がカンプノウにあった。
■すべてをチャンピオンズに
だがそのつけがバルサに高く襲いかかる。ディフェンス陣の集中力の欠如により、思わぬラス・パルマスの得点を許してしまう。神経質な空気がグランドと観客席を一瞬のうちに取り巻いく。余裕のない急いだ攻撃、神経質になった選手たち、そして必要以上に走りまくり最適なポジショニングを失う選手たち。そしてもちろんチャンスは数多く生まれた。だがそれはゴールチャンスとしてであり、ゴールにつながるものとはならない。先制点をあげてからの余裕の攻撃のすべてのつけが回ってきた。おまけにオーベルマルスが筋肉痛を訴え、クライハートは2枚目のイエローカードで退場となった。この時点でカンプノウに集まった人々は、甘い「計算」を諦めなければならなかった。マドリが勝利し、バレンシアが勝利し、そしてセルタも勝利していた。つまりバルサはすべての試合に敗れたのだ。そしてそのバルサに残っている唯一のもの、それは水曜日におこなわれるチャンピオンズの試合だけとなった。
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