「エゴエゴエゴエゴエゴエゴー!エゴエゴ―――!!!」

プジャールさんの絶叫がこだまする十六です。
どんな組織、グループにおいてもそうですが、本音ってのは計り知れないパワーを持ってますねぇ。
それが正か負、いずれに転ずるか分からぬ所もまた、怖いとこですが（笑）

「チームは二つの派閥に分かれている」
人が三人寄りゃ政治が始まるように、少ない仕事仲間とはいえ、三十人弱の
人間が集まれば、そりゃぁグループの一つは二つは出来もする。
でも、得てしてこういう事をぶっちゃける側ってのは、少数派か孤立した者なんですよね。
しかもこのような言動によってまた、己を除いた周りの結束は更に強まる。

ジオ、モッタ、エジミウソン、チャビを含め同じような大怪我を負い、その辛さを
理解出来る面子がいた分、帰ってきたサムエルにはコンディションが整うまで
十分な期間が与えられた筈。なのに、そういった全てを己でぶち壊しちゃうんだから、なぁ…。


今回の件は非がある、ないなんて言ってる次元じゃないほど、どアホウな行動ですし、
もはや"エゴー"にはゴールという結果なくして、挽回の手段はない。
でも、前にも思いましたが、今回のようにサムエルは他者からの批判、諫言という"攻撃"に対し、
ヒステリックというほど感情的に、反撃をお見舞いしますよね。
無論、本人の気質による所が大きいのでしょうが、やはり彼の思考、捉え方において、
自身が社会における"マイノリティー"であるという部分もまた、大分占めるのかなと思いました。
鬱屈、僻み。これはサムエルの力にもなったでしょうが、同時に彼本人を
大きく損なう事にもなりかねない。
でも、少なくとも僕は今現在、サムエルこそ世界で最高のデランテロと思っていますし、
それに賛同してくれる人も、決して少なくない筈なんですけどね。

失礼、長くなっちまいました。
マドリーに未だ未練たらたらにも拘らず、敢えてシュプレヒコールを打ちまけ、
自らメレンゲへの退路を断ったエトーを愛でる、十六でした。ゴラッソで全てを黙らせぃ！