クラブの所有財産、つまりソシオの所有財産ということで見れば、バルサには厳しい時代がやって来るだろうと思います。ヌニェス政権時に購入しておいた三つの土地のうち、一つはカンテラ用のシウダー・エスポルティーボとして活用されていますが、残りの二つの内一つはすでに売却され、わずかに残っているカンリガーにある土地もすでに半分近く売られてしまいました。したがって、不動産財産としては、シウダー・エスポルティーボ、ミニエスタディ、そしてカンプノウとなりますが、御存知の通り、ミニエスタディはカンプノウ改修工事費用に充てるという名目のため売られてしまう可能性が大です。

もしノウ・カンプ・ノウ計画が進められればどういう結果が予想されるか。土地代がガタガタと音を立てて低下してきている今の現状が続けば、ミニエスタディ売却資金だけではカンプノウ改装費は追いつきません。そこで生まれるのが１００億円近い借金、と予想している人もいるようです。つまり、ケネディーとしてクラブ会長になってきた人物が、最終的にはガスパー二世としてクラブを去ることになるかも知れないという、笑うに笑えない状況がやって来るかも知れません。