8月28日



飛び出す、アンチ・マドリディズモ

 今から一年前、レアル・マドリは流行のクラブと自負していた。それが今、周囲からの受けが悪いと嘆いている。彼らは彼ら自身がまいた高慢さのタネを今、刈り取ろうとしている。

「4つの高慢罪」
●赤字解消のために政治的なコネを使いまくった罪。この結果、フットボールとは何の関係もない一市民の税金がレアル・マドリの借金返済のために使われた。
●多くの人の怒りを買ったフィーゴ、ジダーンの契約。
●レアル・マドリの100周年が、まるで国民祭であるかのような誤解の元に進められている「100周年行事」
●相手チームを愚弄したバルダーノ、審判批判を繰り返すデルボスケ。

●クライハート、バルセロニスタのために
 「今のポジションになってから、いろいろな形でプレーに参加できるようになった。オランダ代表でのポジションと同じなので、戸惑いなくプレーできる。トリデンテだろうが何だろうが、今シーズンのバルサはカンプノウで楽しんでもらえるだろう」



バルサファンのために

 パトリック・クライハートはさいさきの良いスタートをきって大満足。すべてのゴール、アシストをバルセロニスタに捧げたいと言う。
 「先日の2ゴールをバルセロニスタに捧げると共に、父と息子にも捧げたい。昨シーズンのことはもう忘れた。バルサファンの人たちも違う目でオレを見てくれることを期待している。とにかく今は自分のおかれたポジションに非常に満足しているし、もっとも大事なことはゴールを決めることではなくてチームがうまく機能していくことだと思う。」

●バルサ、今日中にサイドバック選手の補強を決める。今のところミランのココが最有力候補。



「マドリは問題ない」とバルダーノ

 スポーツ・ディレクターのホルヘ・バルダーノは「レアル・マドリはいたって健康な状態だ」と、マドリファンへのメッセージを送った。
 「いろいろ批判されているディフェンス問題だが、問題はそこにはない。我々のチームはあくまで攻撃的に構成されているのであるから、守備的に少々の危険があってもしょうがない。」
 またグッティはアンチ・マドリの環境に触れて「人々は、レアル・マドリに対して少し神経質になっている」。

●クライハート、最高のシーズンを迎える

●メンディエッタ、セレクションに参加のためバレンシアへ戻る。そこには多くのバレンシアニスタの「ペセテロ、ペセテロ」コールが待ち受けていた。



フロレンティーノ秘密作戦

 マドリ会長のフロレンティーノ・ペレスが、新たな大物選手獲得に動いている。その名はネスタ。スターンのラッチオ移籍により、ラッチオ首脳陣はヨーロッパ市場にネスタを出した模様。すでにネスタの代理人に許可をだしているという。
 フロレンティーノの自宅に先週の土曜日、イタリアから突然の電話がかかってきたのは夜の11時半だったという。それはネスタの代理人からであった。フロレンティーノ秘密作戦は、これから始まろうとしている。

●サビオラ、バジェカーノ戦でテスト
 セビージャ戦ではトリデンテのテストはできなかった。次回カンプノウでのバジェカーノ戦で、トリデンテの新たなテストが試みられる。