8月30日



最後の補強選手、ココ

 ミランから今シーズンのバルサ最後の補強選手がやってくる。その名はココ。1年間のレンタル契約の後、来シーズンからはバルサへの完全移籍オプション付き。レンタル料は4億ペセタ。来年から移籍となると、5年契約で移籍料は26億ペセタとなる。
 ココ「バルサみたいな大きなクラブに来れることはファンタスティックなことだ。ミランというこれまた大きなクラブで育った僕としては、最高の選択だったと思う」
 レシャック「ココはすでに経験を積んだ選手。彼の加入で、システムのバリエーションがまた増えた」

●サビオラ、ラージョ戦はスタメン
 サビオラはセビージャ戦でのベンチスタートに関して語っている。
 「文句なんか何にもないさ。この前の試合は僕が控えという立場になったけれど、他の日には違う選手がそういう立場になるかも知れない。監督はその日の最高のメンバーを選ぶのが仕事。僕はいつでもでられるように準備すればいいんだ」

●ミラン、ペップ獲得を放棄



ココ、OK

 バルサ首脳陣とミラン首脳陣が昨夜、ココのレンタル契約をまとめた。この加入によって、今シーズンのバルサの新補強は幕を閉じたといっていいだろう。
 ココ「感激しています。世界最高のクラブの一つであるミランから、同じようにビッグクラブであるバルサへの移籍だからね。できるだけ長い期間いたいと思う。クライハートとは友達だし、チームにとけ込むのには何の問題もない。プジョールを尊敬しています」

●サビオラ、不満はなし
 アルゼンチンのメディアが問題にしている、セビージャ戦におけるサビオラのベンチスタート。だが本人のサビオラはそんなこと全然気にしていないと言う。
 「スタメンに誰がでるかを決めるのは監督。バルサには20人以上のインタナショナル選手がいるクラブなんだから、誰がスタメンででてもおかしくない。」



討論「スーパースターを守るべきか?」

 開幕戦のバレンシアーマドリ戦で見られたジダーンへの悪質なファールに対し、多くの選手が「スター選手のの保護」を要求している。これに答え審判団のスポークスマンは「我々が保護しなければならないのは、スペクタクルだ」と答えている。
 サビオ(マドリ)「ジダーン、フィーゴ、リバルドみたいに最高の選手たちは、いつも相手ディフェンスのファールに泣かされている。スペクタクルな試合を展開するためにも、彼らへの保護は必要だ」

●レアル・マドリ、今シーズンの補強作戦は終了。
 現在のレアル・マドリには補強が必要ないという結論にたっしたマドリ首脳陣。会長のフロレンティーノ・ペレスは「我々が必要としているのは最高の選手のみ」。各国でシーズンが始まったこの段階で、彼の望む加入選手は得られないという。



マドリは模範クラブ

 元マドリ選手ブートラゲーニョが本紙のインタビューに答えている。
 「アンチマドリという風潮は存在しないと思う。コルーニャやバレンシアで起きた反マドリ的な行為は、彼らが単にタイトルを争うライバルチームだからだろう。
 多くの人々が夏休みをとっている8月のベルナベウでおこなわれた試合で、ほぼ満員となっているということは、マドリはいまだに健康な状態を保っていることを示している。ソシオの数も、ファンクラブの数も毎年増えているマドリだ。アンチマドリなんてことはないだろう」

●サビオラ問題発言
 「もし僕が監督だったら、間違いなくバルサの7番をスタメンに使っていただろう」