9月9日



二枚のエース

 リバルドの負傷により、またしてもトリデンテのカードが揃わないレシャック・バルサ。だが今日は二枚のエースがカンプノウに初登場する。サビオラ・クライハートコンビがそれだ。
 今日は今シーズンバルサのカンプノウでのお披露目。2か月半前のバルサと今のそれはまるで違う。今シーズン加入した「七人の侍」に加え、絶好調を誇るクライハート。そしてすべてのバルセロニスタに夢を与えるサビオラのデビュー。今日はカンプノウのフィエスタにしなければならない。
 ロッケンバック「2週間のリーガ中断は長すぎる。早くグランドでプレーしたい」
 ジェオバンニ「いつもスタメンででたいけれど、このチームでは難しいということはわかっている」
 ジョフレ「もし試合にでられたら、夢みたいなもんだ」

●マドリ、お粗末
 ロベルト・カルロスのゴールで先制したものの、試合後半フェルナンド・サンツのゴールで同点にされたマドリ。ジダーンは良くもなく悪くもなくサンティアゴ・ベルナベウでデビュー。今日バルサが勝てば早くも5ポイント差となる。



コネッホの日

 サビオラ、今日カンプノウでリーガでのスタメンデビューを飾る。クライハート、ジェオバンニとの攻撃トリオでラージョと対戦。
 レシャック「バルセロニスタがサビオラを見たがっているのは当然だろう。彼は精神的にも肉体的にもすでにデビューの準備はできている。だが、プレッシャーだけはかけないで欲しい。まだバルセロナに来たばっかりだし、19歳ということを忘れないで欲しい。」
 「なぜ、試合前日にホテル合宿するかって? 昔はね、赤ん坊が泣けば母親が起きてあやしたものだけど、今は父親が起きてあやさなきゃいけない時代だからね。寝不足になってもらっては困る。」

●サンツ・ジュニアーの復讐
 元レアル・マドリ会長の息子フェルナンド・サンツが、マドリ初勝利を妨げる同点のゴールを決める。試合終了のホイッスルが吹かれるとベルナベウに早くもブーイングが。



サンツ・ジュニアーのゴール

 フェルナンド・サンツ(元会長ロレンソ・サンツの息子)による同点のゴールで、マラガ貴重な1ポイントを獲得。サンティアゴ・ベルナベウ初登場となったレアル・マドリは、2試合続けて悪い試合を展開、結局6ポイントの可能性のある中、1ポイントしか獲得できなかった。
 デルボスケ「確かに良い試合ではなかった。我々には積極性も集中力も欠けていてリズムの遅い試合展開をしてしまった。選手が試合中に歩いているようでは、とても勝てるわけがない」

●ユーロバスケ
 スペイン代表、もう一歩のところでユーゴスラビアに敗北。今日ドイツと銅メダルをかけて試合。



サンツ・ジュニアーの復讐

 昨日のベルナベウでおこなわれたマドリ・マラガ戦。レアル・マドリにとっては地元でのデビュー戦となった大事な試合、7万人近い大観衆に包まれて始まった試合は、ロベルト・カルロスのゴールでマドリがリード。だが後半、マドリカンテラ育ちのフェルナンド・サンツが同点のゴールを決める。このゴールによって、レアル・マドリの初勝利はお預けとなった。