9月17日



なぜサビオラを使わない?

 サビオラに何があったのか、多くのバルセロニスタは理解できない。なぜスタメンではなく、ベンチスタートなのか。加入選手の目玉商品であるサビオラがスタメンじゃないというのは、おかしいのではないか? 多くのバルセロニスタは疑問を投げかけている。本紙のアンケートによれば81%の人々が「スタメンで出場すべき」と答えている。
レシャック「彼は確かに才能ある選手。だがまだ若い。まだまだ順応しなければならないことがある。」
アレサンコ「コーチとしては、その時に最適と思われる選手を選ばなければならない。選手の契約金の大小は、次元の違う問題だ。」

●レアル・マドリ
百周年を迎えるレアル・マドリは、歴史上最悪の道をたどっている。3試合経過したところで勝利なしの1ポイント。順位としては二部降格の危険ゾーンに突入してしまった。



レシャック、何をしたいんだ?

レシャックがプレシーズンに言った言葉を思い出してみよう。
「サビオラの獲得は最優先事項ではない」
そう、レシャックにとってサビオラはどうしても必要な選手ではなかったのだ。3試合経過したところで2試合がベンチスタート。リバルドが欠場というのに、いまだに90分続けてプレーしたことがない。
一体レシャックは何をしようとしているのだろう。オサスナ戦では1ポイント獲得できたというが、多くのファンは2ポイント失ったと思っている。サビオラのベンチスタートを誰も納得していない。保守的な選手交代にも誰も満足していない。レシャック、どこへ行こうとしているのだ。

●マドリ、地獄をみる
3試合経過したところで、レアル・マドリは二部降格の赤信号地点に入ってしまった。ベティス戦の敗北は、さらなるカオスを生もうとしている。



危機感なんかない

デルボスケはクラブの悪い状況の中、逃げ隠れしないで現実を真っ正面から見ている。
「我々に危機感などない」
これがデルボスケの状況判断だ。神経質にはなっていないし、心配もしていないと言う。またマドリ首脳陣も、ベティス戦の敗北の後「監督としてのデルボスケに疑問符はない」とマドリファンに平静を保つように要求している。

●首位はセルタ
レアル・ソシエダーと戦ったセルタは引き分けに終わったものの、首位をキープしている。

●バルサ
レシャックに対する批判が相次いでいる。彼を疑問視し始めたバルセロニスタは、レシャックにはバルサは大きすぎるクラブと思い始めている。



実験も革命もしていない

デルボスケはベティス戦での敗北の後「チームに革命を起こそうなんて思ってはいない」と語り、スタメン選手の大胆な入れ替えはローマ戦以前からプランニングしていたものだと発言している。


 アルゼンチンのスポーツ新聞

負けないために戦うバルサ

レシャックバルサは勝利を探す代わりに、負けない方法を探している。その罪の大部分はもちろん監督のレシャックにある。バルサという大艦隊の隊長としてはスケールが小さすぎるレシャック。だが選手も無罪というわけにはいかない。彼らは自分のしなければならない仕事をしたとはとても言えないだろう。
サビオラは再びベンチで苦しむ役割を与えられた。それも一時間にもわたって。残念ながら彼がグランドに登場したときには、すでに状況を変えられる状態ではなかった。