9月20日



ニューバルサの秘密

それは何と言っても鉄壁な守りにある。ここまでバルサは2点しか許していない。それもペナルティーでの得点。リーガ3試合を経過したところで、この失点はここ10年のシーズンの中でもっとも少ないということが、バルサのディフェンスの堅さを証明している。
その堅い守りを武器として、ユーロバルサはフェネルバッチェ戦に勝利し、数々の批判をはね返して明るさが戻ってきた。ヨーロッパ戦にデビューを飾ったサビオラは、少ないプレー時間にも関わらず得点をあげ、次のテネリフェ戦のスタメンに夢を託す。
サビオラ「僕はいつもボールから眼を離さない。それが相手ディフェンスのスキをうまいことついてゴールになったんだ。僕たちは良い試合をしたと思う。それも圧倒的に良い試合をね。」

●ジダーンなしマドリ、再び勝利
デルボスケはラジカルに再びスタメンを変えた。相手はとてもヨーロッパカップにでるようなチームではないロコモティフ。4−0の勝利とはいえ、マドリの悪いイメージは変わらない退屈な試合だった。



巨人・アンデルソン、天才・サビオラ

まだバルサの選手となってから日がそれほどたっていないスエーデン人。もちろん彼の腕にはキャプテンマークはついていない。だが彼はすでにディフェンスのリーダーとして確固とした地位を築きつつある。巨人・アンデルソン、レシャック補強作戦が間違いではなかったことを証明する偉大なディフェンスの一人となった。
アンデルソン「私にとっての最高のゴールは、我々のゴール内にボールが飛び込むことを防ぐことだ」

ベンチスタートを余儀なくさせられているサビオラ。だが彼は不服ひとつ言わず、ひたすらグランド内で意思表示しようとしている。ヨーロッパ戦での初ゴールも決め、土曜日のテネリフェ戦スタメンを今から心待ちにしている。
サビオラ「僕のゴールはどうでもいいんだ。チームが勝ったことが一番の喜び」



これがオレ達のリーグだ!

グッティ、モリエンテス、ジダーンを欠いたレアル・マドリ。だがロシアのチーム相手にヨーロッパでは敵のないところを再び示した。完全な状態ではなかったラウルは、ムニティスとの連係のとれたプレーを展開し、まさにリーダーとしての役割を見事に果たした試合であった。
デルボスケ「我々が良いプレーさえすれば、誰が故障でいないかなんてことは問題にならない。その証拠に普段スタメンででている二人の選手を欠いたにも関わらず、4点も入れることができたんだから。」は再びテストを受ける立場となる。

●ロベルト・カルロス
ロベルト・カルロスは試合後、ファンには応援を、クラブ首脳陣には契約の見直しを要求した。



EURO・MADRID

ヨーロッパにマドリの敵はいない。ロシアから来たロコモティフ相手にレアル・マドリはまさに敵なしの圧倒的な強さを示した。この試合により、レアル・マドリはリーグ戦での悪いイメージを拭い去り、土曜日の試合にかける。

●マジョルカ後退、バレンシア前進
マジョルカはパナティナイコスに思わぬ敗北を期した。一方UEFAカップを戦うバレンシアは予想通りの試合展開をみせ楽勝。