9月25日



アンデルソン「もう一度優勝カップを手にしたい」

アンデルソン獲得のためにバルサがバイエルンに支払った13億ペセタの移籍料は、とてつもなく安いものとなった。30歳になったアンデルソンのここまでの働きは、誰の目から見ても完璧に近いものであろう。完全にディフェンスのリーダーシップをとり、強固な守りの要となっているアンデルソン。今日、バイエルンを離れてから初めてのドイツでの試合に、アンデルソンは出場する。

一方、バルサにとって今日の試合は、もし勝利すればFグループの中での大本命となる大事なもの。だが対戦相手のレバクーゼンは、これまでバルサが対戦してきたどのチームよりも難しい対戦相手であろう。

アンデルソン「スペインリーグの試合はドイツのそれと比べると、非常にスペクタクルだと思う。まだバルサの選手となってから時間がたっていないけれど、クラブの意味するもの、またバルサのエンブレムが意味するもの、そういうものが少しずつわかってきた。」

●コルーニャ
コルーニャはマンチェスターを迎えての大事な一戦となる。ただ勝利あるのみ、これがコルーニャ監督イルエッタの目指すもの。トリスタン、マッカイの二人にかける。

●ロベルト・カルロス
ロベルト・カルロスは年俸引き上げ交渉に関する作戦を変えたようだ。一昨日まで肯定していた「要求」を、昨日は「そんな要求はしていない」と答えている。それにも関わらず、同僚選手たちの彼に対する風は日毎に冷たくなってきている。



ヨーロッパ テスト

「引き分けでは良しとしない」
これが今日のチャンピオンズリーグ、レバクーゼン戦に対するレシャックの考えだ。

今日のレバクーゼン戦にもし勝利すれば、バルサにとって偉大な前進の一歩となる。チャンピオンズリーグ2試合、それもすべてアウエーでの試合を消化して6ポイントとなると、ほぼ次のラウンドへの参加権を獲得したことを意味する。また精神的な意味でも、獲得したポイント以上の重さで、得るものが多い。「グループ」としての自信に加え、外部からの批判を閉ざす効果もあるだろう。記者会見の席でサビオラがスタメンででるのか、ベンチスタートとなるのかと聞かれたレシャックは次のように答えている。

レシャック「バルサにはサビオラしかいないと思ってるの? バルサには24人の優秀な選手がいることを忘れてはいけないよ。」

●レアル・マドリ
ロベルト・カルロスの反乱に続き、イエロが問題を起こしている。メレンゲ・キャプテンであるイエロは、エスパニョール戦でデルボスケの要求を無視したプレーを続け、後半に交代させられた。



4人の主役たち

今日は4人の主役たちが登場する。

ベッカン
マンチェスターはリアソールでのコルーニャ戦に、チャンピオンズリーグの将来をかける。負傷から立ち直り今日の試合に全力をつくすというベッカン。スペインの地での初の活躍がなるか。
サビオラ
どうやら彼のスペクタクルなテネリフェ戦のゴールは、ヨーロッパ戦での初のスタメン出場には役立たなかったようだ。今日もベンチスタートとなるサビオラ。
マイケル・ジョーダン
昨日に予定されていた「復帰会見」は今日にもちこされた。いずれにしてもNBAにジョーダンが戻ってくるのは、時間の問題となった。
ガソール
元バルサのガソールは、夢のNBA選手としてついにスタートを切った。昨日、ガソールはメンフィスの新選手として正式に紹介された。

●国王杯
宝くじに当たったクラブは、フエルテベントゥーラとフィゲーラスとなった。それぞれマドリとバルサを迎える両チームの地元では、すでにフィーバー状態となっている。



ロベルト・カルロス、スキャンダルを否定

「オレはレアル・マドリからは出ていかない」
きっぱりと言い切るロベルト・カルロス。メディアを騒がせた再契約問題について、彼は慎重に、そして素直に現状を語っている。

「クラブには何も要求していない。オレはプロの選手だから、かつてサインした契約書には最大の敬意をはらっている。グランドでそれを証明するのがプロというもんだ。再契約問題は契約の切れる2005年に交渉すればいい。とにかく再契約問題がどうであろうと、オレはマドリを出ていく気なんかこれっぽっちもない。この前のゴールした後のパフォーマンスが問題になっているようだけど、あれは会長席の近くにいた娘への挨拶さ。」