9月26日



シエスタに入ったバルサ

遅かれ早かれ「敗北」はやって来なければならない。レバクーゼンはバルサの46回にもわたるパスミスをつき、ルイス・エンリケの入れた1点をはね返した。この敗戦はまったくもって理にかなったものだと言っていいだろう。テクニック的に上まわるものの、肉体的に劣るバルサ。選手が走るのではなく、ボールを走らせるレシャック・バルサにボールがなかった。肉体的にも、戦闘心にも優るレバクーゼンは、おまけにボールまで支配した。前半と後半でそれぞれの「顔」を見せたバルサ。この敗北によって、2次リーグ進出を決める大きなチャンスを逃した。

レシャック「うちのチームはまだ若い。多くの選手にとってこの試合が2試合目のチャンピオンズ経験なんだ。まだ国際的なレベルにおける経験が不足している。」

●グアルディオーラ
元バルサキャプテンのグアルディオーラは、今日イタリアに向けて旅立つ。目的チームはブレシア。今日の午後にもチームに合流し、練習に参加するもよう。契約期間は8か月、報酬は7億ペセタ。



ストップ!

バルサ初の敗北。しかも最初の強豪チーム相手とのテストは、見事に不合格となった。
前半、ルイス・エンリケのゴールで先制したものの、後半のバルサは前半のそれとは別人であった。ボールの支配をドイツチームに奪われ、なすすべもなく守りに入るバルサ。サビオラ、ガブリ、ジェラールの登場も、状況を変えるものとはならなかった。この試合に勝てばほぼ第2ラウンド参加を獲得できたバルサは、リヨンの勝利によって将来を複雑にしてしまった。

アンデルソン「後半は守るばかりの試合展開となってしまった。我々のシュートは後半45分で1回だけだ。」

クライハート「負けたのは悔しいけれど、最も重要なことはアウエー2試合で3ポイントを獲得していることだ。つまり我々次第っていうわけさ、まだ。」

ルイス・エンリケ「2点目を入れるビッグチャンスをものにできなかったのが悔しい。」

●リバルド
セレソンのドクターたちによれば、リバルドの負傷は完治している、ということだ。当のリバルドも「すでに痛みは消えている」と言っており、今日にもバルセロナに向けて旅立つ。



大逆転

その逆転劇は85分からという劇的なものだった。まるでオリンピアコス戦の再来だ。バレロンがコルーニャを生き返らせる。バレロンはゴールを決めなかったとはいえ、すべての意味において主人公であった。彼はまずパンディアーリを一人にすることに成功した。そして引き分けのゴール。次はナイベッの番だ。終了間際の貴重な3ポイントを決定させたゴール。マンチェスターは最後の最後にそのケチクサイフットボールのつけを払わされることになった。コルーニャ、グループのトップにたった。

●ジョーダンの復活
NBAの神話が戻ってくる。ついにマイケル・ジョーダンの現役復活が正式に発表された。

●グアルディオーラ
カルッチオのブレシアがペップ・グアルディオーラの獲得を発表。



マドリ、大勝利の予感

ヨーロッパ戦では負けを知らないどころか、圧倒的な強さを示してきたレアル・マドリ。今日のアンデルレヒト戦に勝利すれば、2次リーグへの進出がほぼ手中に入る。9回目のヨーロッパチャンピオンへ向けて、マドリの大勝利の予感がする。

スキャンダルの焦点となっていたロベルト・カルロス。今日は一切余計な問題を考えずプレーに集中するだろう。もしゴールを決めても、貴賓席への「伝言」はない。すべての仲間と勝利へ向けて全力をあげる、というロベルト・カルロス。