10月2日



前代未聞、クラックなしのリーガ

スペイン イズ ディファレント!

ヨーロッパのすべての国のリーグが今週末は止まるにも関わらず、スペインのリーグは止まらない。しかも1試合ではなく2試合もおこなわれる。そしてそれは当然、ナショナルチームに召集されたほとんどの外国人クラック選手が不在のリーガとなる。「スペインは違う」とはいえ、この状況は誰にも理解できない。そして、誰もうまく説明できない。スペインフットボール協会が01−02の試合スケジュールを決定した時、すでに予想されたこの事態であるのも関わらず、一つとして反対したクラブがなかった。まさに、前代未聞の事態を迎えているスペインリーグである。

●バン・ガールはバルセロニスタだった
どこのナショナルチームの監督がそうであるように、バン・ガールも何回かにわたってバルサに不利になるような召集をおこなってきた。しかし今回は違う。コクー、デブー、クライハート、彼ら一人として召集しなかったバン・ガール。彼はいまだにバルセロニスタであったのか。



怒り狂うリバルド

リバルド「レシャックとは、ソシエダー戦に呼ばれなかったことに関しては何も会話していない。サン・セバスチャンに行かないことがわかったのは、新聞を読んで知った。夏のバケーションが終わり、バルサの練習に合流してからわずかしかたっていないときに、チャンピオンズの予備選にプレーしている。だから今回の試合でも、練習期間が短いから召集されなかったという理由は理解できない。来週のリヨン戦だって、練習に合流するのは試合1日か2日前だ。ひょっとしたらリヨン戦も欠場かも知れない。そして11月のマドリ戦でもセレソンの試合の3日前に予定されている。僕は多分でれないだろう、そしてまた問題児あつかいされることになるかも知れない。いずれにしても、セレソンとバルサはお互いに真剣に話し合う必要があると思う、そうじゃないと、今回みたいに何時間も飛行機に乗って2日間の練習に参加したら、また何時間も飛行機に乗ってブラジルに行かなくてはならいという事態が生まれてしまう。もう、くたくただ。」

●パレルモ
サビオラはベンチに居座る選手ではないと言い切るパレルモ。
「彼はいきなりバルサという大きなチームに移籍するという危険を犯したけれど、いずれビッグチームでも勝利できる才能の持ち主だ。だがヨーロッパのフットボールに慣れるには時間が必要だ。でも、絶対大丈夫、彼なら成功する」



マンマ・ミア!!!

直径12ミリ、長さ36センチの釘がマヌエル・パブロの足に収められている。
セルタ戦でのアンラッキーな衝突によって負傷したパブロは、月曜日の早朝から長時間かけての手術がおこなわれた。その結果、骨を固めるための特大の釘が彼の右足に収められた。今日からのリハビリは最低6か月続くとみられ、今シーズンの復帰はうまくいけば、リーグ終了ぎりぎりに間に合うかもしれない。

またパブロを不幸にも負傷させた主人公となったジオバネーラは、メディアの前に現れずコメントを避けているものの、かなりのショックを受けている模様。

●ジダーン、最高選手
カルッチオ00−01の最高優秀選手に現レアル・マドリ選手であるジダーンが選ばれた。また最高外国人選手にも同時に選出されている。



イエロ「責任を感じている」

バジャドリがあげた1点目、2点目に「自分の油断からきたもの」とメディアの前に現れたイエロ。レアル・マドリの歴史に残るであろうイエロ・キャプテンは、逃げ隠れしないでありのままに状況を分析した。

「誰しもが審判の笛だと思ったんだ。だから我々は止まってしまった。犯人を捜しているかって? そんなことは意味のないことさ。もしバジャドリの選手が口笛かなんかでホイッスルのマネをしたんだとしてら、オスカーものさ。」

「2点目のゴールの時、オレは壁に入ったんだけれど、あれは入るべきではなかった。ああいうことは昔から向いてないんだオレには」