10月20日



アンデルソン、再びK.O.

木曜日に練習に合流してきたアンデルソンが、この日に再び負傷するなどと誰が予想しただろうか。同僚との接触プレーで少し痛みを覚え、その後何事もなかったかのように再び練習に参加していたアンデルソン。だがその翌日(金曜日)練習に参加してきたアンデルソンの腫れあがった足を見たドクター・プルーナが、驚きの表情を示しながらサンクガットの病院に連れていった。検査の結果は3週間の負傷。前回の負傷箇所とはまったく違うヒザの故障と診断された。今日のマラガ戦にスタメン出場を期待されていたものの、もちろんそれが不可能になっただけではなく、11月4日のレアル・マドリ戦への参加も非常に難しい状況となってきた。

●マドリ、スキャンダルなボーナス
600億の借金を「世紀のスキャンダル」で帳消しにしようとしているマドリは、各選手に1億ペセタという前代未聞のボーナスを用意しているようだ。チャンピオンズとリーガを両方とも制覇した場合にこのボーナスが支払われるという。



マラガ戦は”トリデンテ”

レシャックがシーズン開始当初に予告した「がまんの15試合」。リーガはすでに8試合、チャンピオンズリーグは4試合消化し、合計12試合を戦ってきたバルサ。13試合目にあたる今日のマラガ戦でレシャックはついに攻勢にでる考えのようだ。その一つがこれまでフエラの試合では一回もスタメン出場しなかったサビオラのスタメン予告。クライハート、リバルドとの”トリデンテ”が、レバクーゼンとの試合に続いて再び実現する。またアンデルソンの再負傷によりディフェンスの再編は不可能となったが、中盤ラインの選手を何人か入れ替える可能性もあるようだ。特に疲労がたまっているコクー、ルイス・エンリケあたりのベンチスタートも予想される。

レシャック「ガブリやジェラールがいるから、いつも出場してきた中盤の選手を休ませることができる。コクーはレバクーゼンとの試合で軽い負傷をしたんだけれど、まあ彼の場合はケガに強いということもあるし今日は出場できるかも知れない。攻撃陣に関して言えば、リバルドは日増しに良くなってきているし、サビオラはもうスタメンとして常にでてもおかしくない状態になってきていると思う」



マドリの監督を夢見る

明日ののベルナベウでおこなわれるレアル・マドリの相手は、将来のマドリ監督を夢見る一人の監督が指揮するセルタ戦となる。ビクトール・フェルナンデスが「流行の監督」となってから数シーズン経過した今、彼はそのステータスを未だ維持し続けている監督だ。そのビクトールにとって、将来マドリの監督になることは一つの大きな夢であることを素直に告白している。

「自分がマドリの監督になることを憧れるということは、不思議なことでも何でもないと思う。どんな監督に聞いても、マドリやバルサの監督になることを拒否する人はいないでしょう。それは監督という一つの職業をしている人間にとって、ある意味では頂点に立つということでしょうからね。個人的には、特に今のマドリには尊敬するバルダーノがいるし、一緒に仕事ができれば素晴らしいことだと思います。」



マルカとほぼ同じビクトールの「マドリ持ち上げ」記事。