11月7日



リバルドが吠えた!

ボリビア戦に参加するため、クラシコ終了後にマドリからブラジルに発ったリバルド。そのリバルドが飛行場にいあわせた多くのメディアに対し、余りにも多くの試合数をこなさなければならない現状に不満の意思表示をしていた。
「このままいけば、試合中に死者がでてもおかしくない。」

セレソンに合流しているリバルドだが、彼の同僚たちもほぼ同じような意見をもっている。今回のセレソンに合流しているブラジル人のうち13人はヨーロッパでプレーしている選手たちだ。彼らもほぼ月に1回の割合でアトランティコを飛び回ることを強要されている。

「今日のボリビア戦は集中力が必要となるだろう。1点をなるべく早く入れることができれば、我々のリズムで戦うことができる。でも気をつけなければいけないのは、我々の体力の問題だ。できるだけ余計な体力消耗を避けていきたい。それでなくても疲れ切っている選手たちばかりなのに、この高さ(3千メートル)での試合だからね。」

●今日フィゲーラスとのカップ戦
まだ第一ラウンドしか終わっていないカップ戦だが、バルサにとっては初の試合となる。その第一ラウンドですでに6つの一部リーグのクラブが敗退を余儀なくされている。ベティス、ソシエダー、セビリア、サラゴサ、エスパニョール、そしてテネリフェ。昨年のマドリを例に出すまでもなく、バルサも要注意が必要な今日の試合。



サビオラは控え選手ではない

プラグマティズム、これがレシャック。多くのバルセロニスタがスペクタクルをどんなに要求しようが、今のレシャックバルサのポリシーはプラグマティズム。レシャックはさりげなく言う。
「今のバルサに必要なのは勝利すること。ひたすら勝利すること。それを望んでいる多くのバルセロニスタがいることは確かなことだ。またスペクタクルを望む人々がいることも確かなこと。だが今我々に必要なことは結果をだすこと。例えば今日のフィゲーラス戦。スペクタクルな試合をして、審判のミスで90分にペナルティーを吹かれて負けたとしよう。誰が満足すると思う? どんなにスペクタクルな試合展開をしようが点の入らない日もある。だが今日の試合は勝たなくてはいけないんだ。ペナルティー合戦であろうとなんであろうと勝たなければならない。」

サビオラのマドリ戦でのベンチスタートについて聞かれたレシャック。
「サビオラはもう完全にスペインフットボールになじんでいると言っていいだろう。これまでいい試合をしてきた。だがそれは常にスタメン出場を意味するわけではない。だが間違ってはいけないよ、彼は控え選手ではないんだ。例えばマドリ戦に関していえば、私はマドリが地元だけにもっと攻めてくると読んだんだ。だから後ろの空いたスペースを利用するためにオーベルを使った。だがマドリはカウンターアタックできたよね。信じられない戦い方をしてきた。だから後半サビオラが出場したんだけれどね。いずれにしても彼は60試合近く出場することになると思う。60試合出場選手を控えと呼ぶことはできないだろう。」



マドリに心を開くリベイラ

まるで陸上短距離選手のような肉体(1.93,82k)をもったパトリック・リベイラ。この25歳になるフランス人は、今フトボール界の中で最も注目を浴びている選手の一人といっていいだろう。もちろん世界中の優秀な選手獲得を狙っているマドリが、この選手をほっておくわけがない。アーセナルの選手として6年目を迎えるリベイラは、ジダーンがいるマドリでプレーすることを夢見る。