11月8日



許すことのできない敗北

レシャックは試合前日の記者会見で次のように言っている。
「もし負けるようなことがあれば、言い訳は許されない。」
我々はさらに次のように付け加えたいと思う。
「バルセロニスタには受け入れることのできない敗北だ。」
また、レシャックは次のようにも言っている。
「バルサのデランテーロ、誰が出ようとリーガ最高の選手たち。」
昨日のデランテーロは、オーベル、サビオラ、ジェオバンニと移籍料合計150億の選手たち。相手は年間予算1億5千万のフィゲーラス。結果は、120分通じてただの一回もゴールチャンスが作れなかったバルサのデランテーロ。これをうまく説明できる人がいるだろうか。唯一の明らかな事実、それはバルサが国王杯カップをどこかに投げ捨ててしまったということだ。

レシャック
試合後のレシャックはいつものレシャックではなかった。どんな状況であろうとジョークの一つもでるレシャック。だが、昨日は厳しい表情を隠そうとはしない。
「今シーズン最低の試合内容。これでは相手がどこであれ勝てるわけがない。すべての意味で最低の試合。個人個人の選手について言えば、一人として満足できるレベルではなかった。」

フェルナンデス(副会長)
クラブの責任者としてクラブに同行したフェルナンデス。
「まず、フィゲーラスにおめでとうと言いたい。今日の試合で示したものは、フットボールにかける情熱があれば遠くまでいけるということだろう。このレクチャーを我々は忘れてはならないと思う。またクラブの副会長として、10万ソシオに謝らなければならない。我々は最悪だった。」

●ヨハン・クライフ
選手として監督としてバルサ時代を過ごしたクライフ。昨日の「クライフ基金」の集まりで、記者たちのいくつかの質問に答えている。
「バルサの会長に立候補するというウワサがあるけれど、とんでもない話しだ。今の生活に満足しているから、当分フットボール界には戻らないだろう。先日のクラシコをテレビで見たけど、一人のファンとしては面白い試合だったけれど、元監督という職業をした人間からすると退屈な試合だった。サビオラがスタメンにはでなかったけれど、それは監督が決めることだ。今、レシャックを批判することは簡単なことさ。でもそれは卑怯者がすること。シーズンを通してみなければいけない。」

●フィーゴ、これ以上我慢できない
ルイス・フィーゴの辛い冬がやってきている。今シーズンの彼は、去年のフィーゴとは比べものにならない。肉体的に限界にきているうえ、何をやってもうまくいかない最近の試合。しかもベルナベウでの初めてのブーイングまで聞かれたローマ戦の記憶は新しい。休みを要求するフィーゴに対し、デルボスケはイエスとは言わない。



恥知らずな敗北

昨日のバルサの敗北は、その歴史の中において最も恥知らずな敗北の一つとして記録されるだろう。痛々しくも屈辱的な敗北。フィゲーラス相手のこの敗北は、バルサというクラブそのものに多大な打撃を与えた。多くの一部リーグのクラブが国王杯第一ラウンドで姿をけした今シーズン。だが、バルサはそれを言い訳としてはならない。昨シーズンのマドリを例に出して言い訳することも許されない。120分にわたって、バルサが何と小さいクラブに見えたことか。名前だけが知れ渡っている選手たちによる、120分の屈辱的な試合。レイナ、プジョーがかろうじて頑張っていたことを認めるとして、他の選手は何をしていたのだろうか。クラックと呼ばれる選手たちはその価値を証明しなかったし、普段ベンチに甘んじている選手たちはスタメン選手ではないことを証明した。レシャックを先頭とするコーチ陣、そしてすべての選手たち、いったい昨日の試合は何だったのかと言うことを我々に説明する義務がある。

チャビ(キャプテン)
「はっきり言ってショック状態。いたい何がおきたんだか・・・」

ロッケンバック
「我々自身でじっくりと分析する必要があると思う。次の日曜日はもうリーグ戦が待っている。バジャドリ戦では、ファンにいいとこを見せないと」

アルフォンソ
「フィゲーラスのすべての関係者を誉めるべいきだと思う。彼らにとっては200%のできの試合だっただろう。120分にわたって走りまくり、守り抜き、そして勝利しだんだからね。」

●デブー、スペインフットボール協会を批判
昨日からナショナルチームに合流しているデブー。彼はスペインフットボール協会が作成したカレンダーに疑問を投げかけている。
「セレクションの試合があるというのが前もってわかっているのに、何でこのようなリーガのカレンダーを作成したのか理解できない。ナショナルチームに呼ばれることはもちろん個人的に名誉なこと。でもボクはバルサの選手なんだ。できればカップ戦に参加したかった。正直いって、ちょっとイライラしている。何でバルセロナに残れなかったかってね。」

●ココ、日本代表相手に66分プレー
日本代表との試合で1−1と引き分けに終わったイタリア代表監督トラッパトーニ。彼は埼玉のグランド状態がまるでビーチのそれだっとようだと嘆く。一方バルサのココはスタメンで出場。何回か攻撃参加も見せていた。