11月11日



勝利、勝利、そして勝利

勝ち続けることを義務づけられたバルサ。今夜の試合も中途半端な結果は許されない。しかも内容の良い試合での勝利が要求されるバルサだ。なぜなら、いまだにフィゲーラス戦での惨めなイメージを忘れないでいるバルセロニスタが、試合中にいつ爆発するかわからない。
それにしてもこの世界は何と変わり身の早い世界であろうか。ベルナベウでの試合前には、すべてがうまくいってるかのようだったバルサ。それがマドリ戦での敗北に続きフィゲーラス戦での敗北により、クラブ内に大きな傷を残してしまった。多くの批判とウワサと、そしてチーム内の問題を解決するために、今日の勝利は最低限必要なものだ。

レシャックは再び、スタメン選手のチェックを義務づけられている。リバルド、クリスタンバールに加え、アンダー21に合流している若者選手たちの不在が、今日のバルサに「新しい風」を余儀なくさせている。

●約束を守ったバンガール
デンマーク対オランダ戦は、1対1の引き分けで終わった。だがそれはどうでもいい。バンガールはレシャックとの約束を守ったことが大事だ。クライハートとデブーを前半のみプレーさせたオランダ監督。これでこの二人は今日のバジャドリ戦に参加できる。

●ストイチコフ、サビオラを評価
ウリスト・ストイチコフは、サビオラはバルサで成功するためのすべての要素を持っていると評価している。
「彼がバルサに来たということは、彼にとってもクラブにとっても非常に重要なことだと思う。サビオラは小さいけれど早いし、頭もいい。19歳と若いけれど、他のベテラン選手と同じような経験を積んできている。遠い将来ではなく近い将来に、偉大なスターになれる選手だろう」



最も「寒い」試合

カンプノウを取り巻く雰囲気もさることながら、気候的にも「寒い」日となったバルセロナ。今日はほぼ一日中雨の天気予報、しかも温度は日中14度、試合がおこなわれる20時には6度と予想されている。

だがいかに「寒い」雰囲気であろうと、今日の試合はどうしても勝たなければならないバルサ。この揺れ動いた1週間に、静けさを取り戻すため、バジャドリ戦には勝利のみを要求されている。

●チャビ、アンダー21
ヨーロッパチャンピオンズシップを戦っているアンダー21スペイン代表は、ポルトガル代表を2−1で敗った。これで来週の火曜日にポルトガルでおこなわれるアウエーの試合に、1点の有利差をもって臨むことができた。バルサから出場しているガブリはこの試合でカードをもらったため、次回の試合には出場不可能となったため急きょバルセロナへ向かっている。またキャプテンであるチャビは、すでにアンダー21の選手ではないことを再び証明する活躍をみせた。

●ブラジル、ロマリオを召集か
ロマリオ、35歳。今セレソンには彼が必要だという声があがっている。ワールドカップに出場するためにはどうしても勝たなければならにベネズエラ戦。果たしてロマリオが呼ばれることになるのだろうか。

●アラベス対エスパニョール
昨日から大雪が降っているビトリア。アラベスのグランドには30センチ近い雪が積もっている。今日の天気次第では延期試合となる可能性もでてきた。