11月15日



バルサ、ナイキと再交渉

ラッチオがクラブの経済的危機を迎え「選手年俸の上限」を定めた同じ日、バルサ理事会はナイキとの交渉で「契約期間の延長」と共に、ナイキからの年間収入をさらに10億ペセタ上乗せ獲得に向けて大きく前進したようだ。98年に結ばれたナイキとの契約は、10年契約で年間収入16億ペセタ。それを契約期間を長くすることを条件に、年間収入を26億ペセタにするというものだ。それと同時に、ナイキとの提携で中国とアメリカでのバルサグッズの販売促進をバルサは狙っている。

●ユベントス、再びリバルドにアタック
2年前からリバルドにラブコールを送っているユベントス。今再び、リバルド獲得に向けて動き出そうとしている。リバルドの経営する会社のソシオであるアレハンドロ・マンクーソが、昨日ユベントス首脳陣との会合のためトリノに向かったという。双方とも「リバルド問題」ではないと否定していいるものの、イタリアメディアはその発言を信用してはいない。ユベントスが用意しているオファーは、バルサに移籍料として85億ペセタ(リバルドの公式移籍料は150億)でリバルド個人に20億の報奨金を与えるものとみられている。

●セルジ、あと2週間
昨日の練習に参加したセルジ。ミニ試合には出場しなかったものの、他の選手とほぼ同じリズムで練習をすませた。完全な状態に戻るには、あと2週間近くかかるとはいえ、トンネルの出口が見えてきているようだ。

●ロベルト・カルロスには罰金
マドリ医師団の許可もなしにブラジルに旅立ち、しかもベネズエラ戦に90分プレーしたロベルト・カルロス。彼がマドリに戻ってきたときには、クラブからの制裁が待っている。次のセビージャ戦には、デルボスケは彼を使う気はなく、再び若手の出場となるだろう。最悪の場合、ベンチでの控えとしても召集しない可能性もあるという。



退屈な試合、スペイン・メヒコ

誰が見ても90分間にわたる退屈な試合だった。スペイン対メヒコの親善試合は、試合前に予想されたように疲れ果てている選手たちによる「パンチ」のない試合となった、だがカマッチョはこのような状況のもとにおいても勝利したことに大きな意味を感じているようだ。

「我々の選手はみな疲れていることは前々からわかっていた。しかもグランド状況も悪いうえ、メヒコはラインを引いて守りの姿勢できたから難しい試合となってしまった。まあそのような状況の中でも勝利できたことは大きいと思う。カルッチオ組のグアルディオーラとメンディエッタはよくやっていた。ただグアルディオーラは芝が荒れてきた後半に入ると、調子がイマイチになってしまったね。」

●ブラジル、日本へ
日本へのチケットを獲得するのに、前半の20分で十分だったブラジル。最後の最後の試合でついに日本行きを決めた。またアルゼンチンと引き分けたウルグアイは、オーストラリアと出場をかけて戦うことになった。

●バルサディフェンス陣、オーエンをおうえん
火曜日にアンフィールドで顔見せする、オーエンとバルサディフェンス陣。昨日発表されたバロン・デ・オロ候補にオーエンの名があったことを知らされ、彼らはオーエンが本命と確信している。これが彼らの予想だ。

レイジンハー   1/オーエン
         2/ジダーン
         3/リバルド
クリスタンバール 1/オーエン
         2/エッフェンバーグ
         3/ジダーン
デブー      1/オーエン
         2/ラウル
         3/トッティ

●カタルーニャ代表、カンプノウでチリ戦
セレクション・カタルーニャは12月28日、カンプノウでチリとの国際試合をおこなう。セレクションの監督のピッチ・アロンソは、カタルーニャフットボール協会と共に、各国代表と接触をおこなってきたが、最終的にチリが選ばれた、試合開始時間は21時。

シリーズ● アンフィールドまであと5日
アンフィールドで待ちかまえるリバプールは、昨シーズンにバルサと当たった「赤軍」とはかなり違うと見た方がいい。カンプノウでひたすらディフェンスを固め、地元でどうにかペナルティーで勝利したリバプールであるが、今年はさらに自信をもって戦ってくるだろう。それは一度バルサに勝利したからということではなく、数々のカップを獲得してきた経験が自信となっているからだ。バルサを準決勝で敗りその後UEFAカップを手に入れ、リーグでは3位につけ初めてのチャンピオンズリーグ参加を果たした。しかも今シーズンに入り「チャリティー・シールド」を獲得後、ヨーロッパ・スーパーカップにも優勝しているリバプール。ここ6試合、フィル・トンプソンをベンチにリバプールは負け知らずで12ゴールを決めている。入れられたゴールはたったの4点。リバプールは確実に成長してきている。