11月16日



明日はお休みリバルド

リバルドのラス・パルマス戦の出場はなくなった。
サン・パウロを離れバルセロナに向かうリバルドは、離陸前レシャックと電話で土曜日のラス・パルマス戦の出場に関して話しあい、出場を見合わせるのが良いという結論にたっした。リバルドはサン・ルイスからサン・パウロまで4時間、サン・パウロからマドリッドまで11時間、マドリッドからバルセロナまで1時間という長時間にわたっての飛行機の旅が続くため、疲労困憊といったところ。無理してラス・パルマス戦に出場するよりは、火曜日のリバプール戦にそなえてバルセロナで調整に入ることになった。このリバルドの欠場により、レシャックはバジャドリ戦でのメンバーと同じものでラス・パルマス戦を戦う可能性が強くなった。したがってサビオラにとってはマラガ戦に続いての、アウエーでの2回目のスタメン出場となる。

レシャック「問題は移動にかかる時間だ。それとブラジルとスペインの時差も問題。彼は2週間近くもブラジルにいたから、特に時差による肉体的問題が多いだろう。したがって100%の状態ではないであろうリバルドをラス・パルマスに連れて行くよりはバルセロナに残して体調を整えた方がいい」

●チャビ、日本行きは難しい?
チャビは物事を現実的に考える若者だ。アンダー21ではキャプテンを務めるものの、スペイン代表として召集される可能性は低いと考えている。
「いや、本当に難しいと思っている。なぜなら2回しか呼ばれたことはないし、それも多くの欠場選手がいたときだからね。呼ばれたらもちろん最高。でも、本当に難しいことだと思う」

●カンプノウにも強風、大雨
昨日の悪天候はバルサの選手の練習にも影響を与えた。余りにも強い風と雨のため外での練習は不可能とみたレシャックは、バスケット場での練習に切り替え、主にフットサルの試合をしながら調整した。また強風による被害はカンプノウも無関係というわけにはいかず、いくつかの窓ガラスが割れたり、グランドへの浸水が見られた。

●ルイス・エンリケ、状況を分析
明日の試合に久しぶりに戻ってくるルイス・エンリケ。彼は今のバルサの現状を肯定的に見ている。
「首位のコルーニャにプレッシャーをかけるのが今の我々の役目。ラス・パルマス戦は絶好の機会だ。今までのところ我々は多くのミスをしてきたけれども、総合的にみれば良い方向に向かっていると思う。バジャドリ戦での勝利を契機に、どんどん勝ち続けていきたい」

●フロレンティーノ、言い訳を考えるのに必死
レアル・マドリはリーグでの順位表をみてみると11位に位置している。それはフロレンティーノの目からみてもやはり11位だ。もしこのような状態が続けば、来シーズンのUEFAカップさえ出場できない。
「負傷者が多すぎたのがこのような結果をだしてしまっている一つの原因だと思う。また各国代表選手の欠場も多かった。この二つが我々が11位に位置しているという大きな原因だろう」



レシャックの分析

昨日、レシャックがバルサの指揮をとってから100日目を迎えた。カップ戦でのフィゲーラスでの敗北という思わぬ傷を作ってしまったバルサだが、リーグでは首位に1ポイント差で2位、チャンピオンズリーグでは久しぶりの第一次リーグ首位突破という成績を残してきている。レシャックは新加入選手の好発進に満足していると共に、今まで試合に出場したすべての選手に対し合格点をあげている。だが、改良すべき点は数々あると考えるレシャック。今のバルサは目標としている理想的な内容の80%ぐらいだと言う。

・この100日間で最高の結果はクラコビア戦の勝利と、チャンピオンズリーグで8試合戦って7勝したこと。

・最悪なのは、もちろんカップ戦でのフィゲーラスで負けたことと、多くの人が「試合後半シンドローム」を唱えたこと。

・ここまでのトータルとしてのチーム状況を考えれば、試合内容に10点満点の7点、試合結果に7点、選手に7点、自分に7点、選手時代の私の背番号も7。

・改良していかなければならない部分は多くある。例えばゴールの成功率をもっと上げなければならないこと。多くのチャンスを作りながらそれが得点に結びつかない。したがって後半に苦労することになる。3点差がうまれないと安心できない状態だからね、選手にしてもファンにしても。

・個人的な総括としては、ここまでじゅうぶんベンチで楽しませてもらっている。選手たちも楽しんでフットボールをやるようになってきた。もちろん苦しむ試合が多かったが、それはしょうがない。毎週毎週苦しんでいるようでは困るけれど。

●フィゲーラスへの復讐
今週の日曜日、バルサBはミニエスタディオにフィゲーラスを迎える。カップ戦に参加したバルサBのダニ、ナバーロ、トラッショーラス、そしてモッタたちはこの試合に何としても勝利してカップ戦のお礼をしたいと誓っている。

シリーズ● アンフィールドまで4日

ジェラール・ホウリエル、リバプールの監督は10月13日に心臓発作の手術をしたが、彼は心臓異変に2か月前から気がついていたという。だが彼はクラブにはもちろん、誰にもその異変について語っていない。
「8月と9月は体調が良くなかった。少し心臓にも痛みがあった。でもそれを誰にも悟られないようしていた。監督という職業をしている以上、そういうことを人に知られてはまずい。クラブや選手に自分の体調が悪いことを知られては、多くの悪い影響がでることは目に見えているからね。そう、多くの人が私のことを『働き虫』だと思っている。その『働き虫』が倒れちゃったんじゃ洒落にならないだろ。確かに私は必要以上に労働し過ぎているかもしれない。でもどうしろっていうんだ、私はこの仕事が大好きなんだから。しかし、これからは少しは健康に気をつけようと思う。病院で手術することになったとき、医者が言ったんだ。『手術前に誰か知らせておきたい人がいますか?』。ビックリした。これで最後なのかと思ったが、とにかく早く手術してくれと頼んだんだ。ビックリはしたけれど、私の人生はいつもこういう危険だらけのものだったから、すぐ落ちついた」