11月17日



挑戦!

バルサは今日を含めた4日間で大きな挑戦を試みる。今日はインスラール、火曜日はアンフィールドと、カンプノウから遠く離れた場所での難しい2つの試合。ラス・パルマスはインスラールでこれまで1敗しかしておらず、またリバプールはアンフィールドでのチャンピオンズリーグ戦は負け知らずだ。だがレシャックは、そういう状況だからこそラス・パルマス戦の3ポイントは大きな価値があると考えている。それはリーガのライバルチームに与える精神的打撃であり、バルサにとってはリバプール戦への偉大なワンステップとなる。

レシャック「チーム状態は非常に良い。良いんだが、何かが欠けていることも事実。例えば、アウエーの試合でブチギリの快勝をすることとかね。だがアウエーの試合はいつも難しい。特にラス・パルマスは難しいチームだ。でもまあ、そんなことをいつも言っていてもしょうがない。どうしても勝ちたい試合だからね。ところでやっと贅沢な悩みっていうのがやってきたのは嬉しい限りだね。18人の選手の中から、誰を使おうかなんていう悩みができたのは久しぶりのことじゃないかい?」

●予想メンバー

●リバルドにとって、シーズンがやっと始まった

16時間以上の長旅を終えて、リバルドがやっとバルセロナに帰ってきた。それもセレソンのワールドカップ出場を決めての帰国。午後にはカンプノウの練習場で軽い練習を済ませ、リバルドにとってのリーガが今やっと始まる。
「しばらくセレソンのことを忘れて、やっとバルサだけのことを考えていけるようになった。ボクにとっては、今まさにシーズンが始まったような感じさ。」
と語るリバルドだが、セレソンは2月と3月に3回の親善試合を予定している。最悪の場合、その親善試合はマドリ戦のクラシコ、チャンピオンズのローマ戦、リバプール戦に重なる可能性もある。

●ローマ、プジョーにご関心
カルラス・プジョーに定められた移籍料は40億ペセタ。カッペロはその40億を払ってでも、来シーズンの重要な補強としてプジョーを考えているようだ。プジョーのバルサとの契約は2004年までとなっている。

●メレンゲ、ネスタに130億
去年の目玉商品はフィーゴ、今年はジダーン、そして来年はネスタ。しかもディフェンスのネスタに130億も支払うという気前のいいメレンゲ。衰えの見えてきたイエロの代わりに、メレンゲはネスタを狙う。



オーディション

ラス・パルマス戦は、来週火曜日のリバプール戦に向けた一種のオーディションとなるだろう。ラス・パルマス戦に出場する選手たちにとっては、今日のプレー次第でアンフィールド戦出場のチケットが手に入れられるかどうか決まるからだ。しかしバルサ選手の視線がアンフィールドに向かっていたら、痛い火傷をする可能性があることも忘れてはならない。今日のラス・パルマス戦は、先日のバジャドリ戦の延長戦としてとらえ、カンプノウに残した良いイメージのバルサを再認識させる場としなければならないだろう。

●予想メンバー

●3人セントラール?
リバプールには2人の素晴らしいデランテーロがいる。この試合に3人のセントラールを配置することも考えられるバルサ。つまりデブー、クリスタンバール、アンデルソンの3人を同時起用する可能性も考えられる。今日のラス・パルマス戦で、果たしてレシャックはそのテストをするかどうか、非常に興味あるところだ。

シリーズ● アンフィールドまで3日
今シーズンのリバプールにとっては、久しぶりのリーグチャンピオンを狙う絶好の機会だろう。マンチェスターが本来の力を出し切れずにいる今シーズン、リバプールは優勝を狙う最大候補と言っていいだろう。今日のブラックバーン戦に勝利すれば、早くもリーグ首位に立つ可能性もある。

昨日の練習中、リバプールの選手たちにとって驚きの瞬間がやってきた。入院中だった監督のホーリエルが突然やってきたのだ。15分間という短い選手たちとの会話だったようだが、3か月以内の現場復帰の可能性をほのめかしていたという。
また今日の試合には負傷中だったジェラードとオーエンが戻ってくる。彼らにとっては、火曜日のバルサ戦に向けてリズムを取り戻すことが大事な今日の一戦となる。