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12月8日
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壊れた”トリデンテ”
明日の試合を前にして、バルサのトリデンテが壊れてしまった。まず確実に抜けるのはクライハート。5枚目のカードをアラベス戦でもらっている。そしてもう一人、リバルドの出場も危ぶまれている。ガラタサライ戦での負傷がいまだに尾を引いているからだ。ただ彼の場合は、試合直前まで様子をみないとわからない。 バルサがこれまで25試合を戦ってきた段階で、トリデンテがバルセロニスタの前に現れたのはたったの9回しかない。しかもスタメン出場で揃ったのはわずか5回で、トリデンテが揃って試合を終了したことは1回しかない。リバルドの負傷やセレソンへの召集、サビオラのアウエーでの不出場、それらが重なってこれまでトリデンテが揃っての出場が少なかったということだろう。だがこの3人で実に30ゴールを決めている。わずか14ゴールが、他の選手が決めたゴール数だ。明日のセルタ戦、バルサはたった一人のトリデンテ要員しか出場しない可能性がある。 ●好調ジェラールの出番 ●デブー、ベンチスタートを不満 ●セルジの疑問 |
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クーマンの「個人的見解」
新たにアヤックスで指揮をとりながらも、バルサのことには無関心ではいられないウエンブリーのヒーロー、ロナルド・クーマン。彼が元バルサ選手として、そして一人の監督として、「外から見た」現在のバルサを分析している。もちろんレシャックの方針にすべての敬意をはらったうえでの「個人的な見解」である。 「バルサは4−3−3システムが一番似合うチームだと思う。しかも個人的には最高のシステムであるとも思っているし、何よりも好きなシステムだ。相手のチームがどのようなシステムでくるかに関係なく、左右にエストレーモを開いて相手のディフェンスを左右に開かせる。そうすれば今のように中盤の選手がそれほど走り回らなくても、いわゆる「隙間」を埋めることができる。それは同時に今よりは選手1人1人がもう少し自由に創造的にプレーできる要員になると思う。現在のシステムは見せかけの4−4−2システム、あるいは4−3−3と言ってもいいかも知れない。いずれにしてもロンボを使ってプレーしている。 ただ問題はこれまで左右のエストレーモがケガや他の理由で揃わなかったことだろう。しかも大体が左右どちらかだけのシステム。それでもオーベルが本来の実力をだせれば問題ないんだが、リバプール戦やガラタサライ戦を除いて中途半端なプレーが多い。 個人的な見解として、クライハートは常に一番前でプレーすべきだと思う。現在のメディアプンタではなく、前には相手の選手しかいないポジション。それが彼の自然は位置だと思う。そこが彼にとっては相手に最もダメージを与えるポジションだと思う。 リケルメの加入は必要ないと思う。現在のバルサが抱えている選手でじゅうぶんだろう。サビオラ、クライハート、リバルドという重要な選手がいて、エストレーモさえうまく機能すれば今以上に良いプレーができると思う」 |
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