12月12日



フットボールの勝利!

まるで嘘のような話しだが、昨日メレンゲ競技委員会はリバルド問題を白紙に戻し、一切の制裁は加えないことに決定した。

「リバルドに対する制裁はなし」
アルヒミオ・バスケス(コルーニャソシオ)とファン・ソルノッサ(元レアル・マドリソシオ)と共に3人委員会を構成するフェルナンド・セケイラ(元レアル・マドリソシオ)が記者会見で表明。したがってリバルドは次のビジャレアル戦には何の問題もなく出場が可能となった。

我々エスポーツ編集部はこの判決を「フットボールの勝利」と位置づけたいと思う。今回は、多くのプレッシャーをかけてきたマドリメディアに屈することなく、あくまでも中立性を保とうとした競技委員会に「判決」に対してだけは拍手を送ろう。だが根本的は問題は、そもそもリバルド問題は一度も存在すべきものではなかったことだ。競技委員会が顔を出す問題ですらなかったのだ。リバルドは既に一度グランドの中でイエロカードというもので処分を受けていたのだから。競技委員会がマドリメディアに屈っしなかったのか、あるいはカタランメディアの逆襲に影響を受けたのかはわからない。だがこのようなことは2度と繰り返してはならないだろう。

ガスパー会長「競技委員会はその構成メンバーからしても、また本部がマドリッドにあることからしても、マドリメディアの影響を受けることは確かなことだ。だが今回の事に限って言えば、独立性を保ったことを賞賛したいと思う」

●セルジ、レシャックを擁護
先日の試合で2か月ぶりに復帰してきたキャプテンのセルジが、多くの批判を浴びているレシャックを擁護している。
「我々選手はみなレシャックを支持している。監督が一つのプランニングをし、それを選手に伝え、そして我々選手がそれをグランドの中で実行していくわけだけど、うまくいかないとすれば我々の責任にすぎない。でも調子が悪い時のチームなんてこんなもんだ。問題は我々は優勝が可能な位置につけていることだし、決して悲観的な状態ではないことだ。レシャックの悲劇は、彼が監督に就任と決まったときからすでに疑問視する人々がいたことだろうと思う。どんな監督であれ、その名前がクライフであれ、時間をあげなければいけないだろう。」



ココ「理解できん」

セルタ戦の前半30分で交代させられたココ。このイタリアから来た若者は、まだ完全にカステジャーノをマスターしていないものの、言いたいことに関してははっきりと言う。
「1−0で勝っている状況で、しかも前半の30分にディフェンスを代えるなんて意味が全然わからない。あと15分で前半が終了するというのになぜ交代しなければいけないのか、それはおかしいと思う。確かに監督は好きなことをできる自由があるとは知っているけどね。でもあの交代はまったく意味がないと信じてる。しかも後半に入ってセルジが他の選手と交代してプレーすることになった。さらにおかしい選手交代だよね。なぜ自分が交代させられたのか監督に説明して欲しいと思っている。でも残念ながらその説明は受けていない。」

「セルジが負傷から戻ってきたということは、これまで自分しかいなかったポジションに2人の選手がいることになる。ビジャレアル戦にはもちろんスタメンで出場したいと思っている。だがもしセルジがでるのであれば、彼が今週の練習で俺より調子良くプレーしていたということだろう。個人的にはここまでじゅうぶん期待に応える良いプレーをしてきている自信はあるけれどね」

●アンデルソン、OK
パトリック・アンデルソン、セルタ戦で脳しんとうをおこし2日間にわたって入院をしていたが、昨日の午後の退院し今日からの練習に合流する予定。やる気満々のアンデルソンは昨日も病院から直接カンプノウに向かったものの、ドクター判断で練習には参加しないでいた。だが今日からは大丈夫というドクターの判断だ。
「頭がボーとして、クビの痛みがひどかった。でももう大丈夫だと思う。入院中にカターニャから電話をもらって感動した。彼が決して悪意を持ってやったプレーじゃないことはわかっている。フットボールではよくあることさ」