12月16日



さい先悪いバルサ

今日のビジャレアル戦にそなえ、昨日の15時30分に召集された選手たちは待っていたバスに乗り込む。だがビジャレアル方面の道路は雪で閉鎖されていた。第二の方法、列車を利用しての移動を試みるバルサだが、列車もその日中に出発できるかどうかわからないとのこと。そして第三の方法であり、唯一移動可能となる最終的な方法が航空機利用。ビジャレアルには空港がないから近くのバレンシアまでの飛行だ。結局19時バルセロナ発の飛行機を利用することになる。

15時30分には集合していた選手たちは19時まで時間つぶし。ある者は再び家に戻り、ある者はトランプゲームをして時間をつぶす。セルジ、ガブリ、プジョー、ジェラール組はパラウでやっているバルサのハンドボールの試合を見に行く。こうしてやっと時間が来て飛行機が出発。

小さいチャーター便に乗り込んだバルサの選手たちに恐怖の瞬間がやってくる。悪天候をついての飛行と小さい航空機であるため、機体は揺れまくる。わずか25分の飛行時間でありながら、多くの選手を蒼白状態にするのにはじゅうぶんであったようだ。だが長かった一日もようやく終わる瞬間がきた。21時、無事にバルサの選手たちはビジャレアルに到着したのだ。そして再び、今日の恐怖の試合を迎える。

●メンバー予想

●ビジャレアルにおける、ボカ対リーベル戦
リーベルに所属していたボナノとサビオラ。今日は、かつてのライバルであるボカの選手たち、つまりカーニャとアルアバレーナがいるビジャレアル戦となる。ボカ対リーベルのミニ試合だ。だがボナノはビジャレアル対バルサの試合はボカとリーベルのそれとは比較にならないという。
「ボカ対リーベルは特別な試合だからね。ビジャレアルとは比べられない。しかもパレルモがいないのが寂しい。アルアバレーナはすごく良い選手だ。チームのために働く選手だよ。」
そしてサビオラは、カーニャのことを誉める。
「カーニャのことは良く知っている。すごく良い選手だ。ビッグチームでもじゅうぶんにやっていける経験と実力を持っていると思う。」

●アンデルソン
一度は練習に合流してきたアンデルソンだが、体調は完璧とはいえない。頭痛や首の痛みも完全になくなった状態ではないため、来週にでも再び精密検査を受けた方がいいというバルサ医師のプルーマ氏。今日一日休んで、もし痛みが残っているようなら、月曜日にでも精密検査を受けることになるだろう。

●リバルドは休むのが一番
監督に就任してから、リバルドを満足な状態で使えないことを嘆くレシャック。セレソンでの試合参加や、負傷状態が続くことにより、継続してリバルドの試合参加が不可能となっている今シーズンである。
「どうも私とリバルドの相性が悪い感じだな。彼は今まで負傷したことがない選手だったのに、今シーズンは20試合のうち半分しか出場できていない。今のリバルドは『すり減っている』感じがする。疲れすぎだね。だから彼にとってもチームにとっても一番良い方法は、彼を休ませることだと思う。彼が100%大丈夫と言ってくるまで休ませるつもりだ」