1月12日


    

同じメンバーで!

明日カンプノウでおこなわれるセビージャ戦で、バルサは先週のサラゴサ戦と同じメンバーを使って戦うことになる。アンデルソンとルイス・エンリケの復帰で、デブーとガブリが控えに入ると予想されていたセビージャ戦。だがアンデルソンの再負傷と、エンリケも100%でないところから結局は同じメンバーになるだろう。レイナ、ガブリ、チャビ、プジョー、そしてセルジという5人のカンテラ出身選手に、サビオラとクリスタンバールという2人の今シーズンからの加入選手、そしてベテラン組であるデブー、コクー、クライハート、そしてリバルドという11人のスタメンだ。

アンデルソン
ここのところ「鉄壁の男」と呼ばれたアンデルソンにツキがない。去年のセルタ戦でのスペクタクルな負傷から立ち直ったと思った矢先、再び一昨日の練習で足を負傷してしまった。精密検査の結果、大した負傷ではないものの大事をとって明日の試合には出場しないことがすでに決まっている。

ココ
先日の記者会見で「もしここ何試合か続けてベンチスタートだったらバルサを出ていくかも知れない」と発言してひんしゅくをかったココ。その翌日には自分の誤りに気がついて訂正したものの、今年のバルサコーチ陣は選手に対して厳しい。練習に遅れたロッケンバックとジェオバンニに対し前回の試合では召集もしなかったことから、今回もココを召集しない可能性もありそうだ。

ルイス・エンリケ
負傷からは完全に立ち直ったルイス・エンリケは、明日のセビージャ戦には召集されることになる。だが風邪をひいたことにより今週の練習は完全な形で参加できなかった。したがって問題は体力的に90分間耐えられないということと、試合リズムがまだつかめないということでスタメン出場はほぼないと思われる。


トリデンテ+二つの翼

二人の新しい「エストレーモ」の加入。セルジとプジョー、この二人が左右に広がり上に上がることにより。トリデンテとの連結が可能になったサラゴサ戦。レシャックは明日のセビージャ戦でも、彼らに「いつでも好きな時に上に上がれ」という自由を与えている。

しかしレシャックがオーベルとジェオバンニの二人の「本格的エストレーモ」を放棄したわけではない。レシャックはオーベルの才能を非常に高く買っている監督であるし、ジェオバンニに至ってはレシャック個人のお気に入りで入団してきた選手だ。サイドバックの選手が上がる以上に、レシャックにとってはやはりエストレーモ選手を使いたいところだが残念ながらオーベルもジェオバンニも調子がイマイチ。しばらくサラゴサ戦での戦法が続くかも知れない。


ジダーンはリバルドファン

ジダーンがレアル・マドリに入団して半年近くたった。そして昨日、入団以来2回目の記者会見に顔をだした。300人という異常な数の記者やカメラマンを前にし、少し緊張気味のジダーンはまずリーガとカルッチオの違いについて語っている。
「スペインリーグというのは非常に楽しいという感じ。それは個人の選手としての能力を優先させようというところから来ているのだろうと思う。それに比べイタリアでのフットボールは戦略や戦術がすべてを越えたところで優先されるので、窮屈といえば窮屈なフットボールだと思う」
そしてライバルであるバルサやリバルドについても語る。
「バルサはもちろんリーグ戦やチャンピオンズでの優勝候補チームであると思う。素晴らしい選手たちが多くいるチームであるし、何といってもリバルドという人間を越えたモンスターがいるチームだから」


いつもマドリが負ければ嬉しい

チャビは足のつま先から頭のてっぺんまでバルセロニスタ。1人のフットボールファンとして、最近のマドリの試合展開を誉めながらもバルサも決して負けてはいないことを強調。
「もちろん、良い試合はどこのチームであろうと見ていて楽しいものさ。マドリ対コルーニャ戦を見たけれど確かに良い試合だった。でも正直言ってそれほどマドリメディアが騒ぐほどの内容ではなかったように思うよ。いずれにしても僕は生まれついてのバルセロニスタ。マドリが負ければ幸せに感じるし、試合内容が悪かったら最高だ。マドリの勝つ試合なんかみたくはないね。本当のことだからしょうがない。」


●アルフォンソ
オリンピック・デ・マルセーユにレンタルされているアルフォンソが今日の試合に早速ベンチ入りすることが決まった。

●レイジンハー
マンチェスターが以前から狙っているレイジンハーだが、レシャック構想から外れてしまっている今、今シーズン途中からのレンタルか来シーズンからの移籍という可能性が強まりそうだ。

●アレサンコ
レシャックのサブをしているアレサンコは、バルサの力は決してマドリに劣らないと言う。
「我々の選手たちはマドリと同じぐらいか、あるいは上を行く内容の選手たちだろう。今、マドリは上昇気流に乗っているが、この状態が長く続くとは思えない。とにかく彼らはこれから厳しいスケジュールが待っている。そこですべてがはっきりするんではないだろうか」