1月19日


    

ビバ! カンテラ!

カルラス・レシャックがバルサの監督に就任したときに語った将来の展望。その中にカンテラ選手の起用があった。そして今、徐々にそれが実現されつつある。明日の試合にもここ2試合と同じスタメンでいくであろうバルサは、5人のカンテラ選手が再び登場することになる。

レイナ、プジョー、ガブリ、チャビ、そしてセルジ。この5人がスタメンを勝ち取ってきている。サラゴサ戦でスタートしたこのメンバーの起用は、2−0で勝利した後セビージャ戦でも繰り返され再び3−1と勝利した。そして明日のマドリッドでのアウエーの試合で、そう初めてのカンプノウを離れたアウエーの試合で、真価を問われる厳しいテストが待ち受けている。

バルサは歴史的に、カンテラがチームの柱となって構成されてきた。「理想的な11人」を追求し、何か月間の模索状態が続いたレシャックバルサだが、2002年に入りようやく一つのブロックを見つけることができた。何人かのカンテラ選手と世界的レベルのクラック選手による現在のバルサがそれだ。バルセロニスタはこの変化に感謝していることは間違いない。なぜならバルセロニスタは、バルサカラーが染みついているカンテラの登場を常に歓迎し、そして世界的なレベルのクラック選手たちによるスペクタクルなプレーを望んでいるからだ。

プジョー
「我々みたいなカンテラと外国人選手がミックスされた状態がうまく機能し始めてきている。ファンの人々もきっと満足していると思う」

チャビ
「監督はカンテラ出身選手を信頼している。彼もカンテラ出身なんだから当然といえば当然だ。そして何よりもそれが良い方向に行っているのが重要なことだ」

ガブリ
「カンテラ出身の選手がメインになったチームでも、リーグ優勝とかチャンピオンズの優勝を狙えるのだということを示したい」

カンテラの選手たちと共に、レシャックのベースとなっているのがフィリップ・コクーだ。彼はこれまでバルサが戦ってきた20試合で、2試合しか休んでいない。1回はケガによるもので、もう1回はカード制裁によるもの。少々のケガでは絶対休まないコクーは、今やバルセロニスタの間でもアイドルとなっている。

「もう僕は完全にアスールグラーナの選手。できれば契約を延長してバルサで引退したいと思っている。でもそんな個人的なことはともかく、明日の試合は重要な試合だと思う。グランドは小さいし、非常にやりにくいところでの試合ではあるね。でもとにかく相手ディフェンスをどうにか広げて、トリデンテが入れる隙間を作っていかなければならない。この試合でもプジョーやセルジの仕事が重要になると思う」


●アンデルソン、月曜から
昨年のセルタ戦での負傷からは快復していたものの、風邪をひいたりして体調がイマイチだったアンデルソンがようやく来週の月曜日から合同練習に復帰できる見込みとなった。昨日も練習に現れたアンデルソンだが、チームの練習から離れ個人的な練習となった。

●アベラルド、練習に参加
昨日の練習には久しぶりにアベラルドの参加が見られた。まだグループと一緒になって練習するほどのリズムはないものの、このままいけば時間の問題となる。早ければ来週にも合同練習に加われるかもしれないという明るいニュースだ。

●ダレサンドロ、ユーベ、合意に至らず
ダレサンドロ選手の代理人とユベントス側でおこなわれていた移籍交渉は、いまのところ暗礁に乗り上げ中止状態となっている。早ければ来週には再開されると思われるが、この交渉のネックとなっているのがバルサとインテルのダレサンドロに対する関心のようだ。

●リケルメを誉めるタバレス監督
ボカの新監督となったタバレスが、来週から始まるシーズンを前にしてリケルメの重要性を語っている。
「素晴らしい選手だ。テクニックはもちろんインテリジェンスもある選手で、チームにはかかせない。いずれはボカを出ていくことになるだろうが、彼がボカにいる間は完全に彼を信頼していく」

●バルサ博物館、再び新記録を樹立
過去と現在のバルサがすべて集まっているバルサ博物館の入場数が、毎年記録を塗り替えている。2001年の入場者数は1,161,038人を記録した。まだ正式には公表されていないものの、この入場者数は他のカタルーニャにある博物館(ダリ美術館、ミロ美術館、ピカソ美術館、等)のどこよりも入場者数が多いものとなりそうだ。

●アルテッタは最終的にPSGへ
昨年からPSGにレンタル移籍されている、バルサカンテラのアルテッタ。PSGの監督であるフェルナンデスの強い要望があり完全移籍の交渉を望んでいるが、バルサ側は移籍金次第という考えのようだ。バルサ伝統の4番を生み出すマシア出身のアルテッタだが、現在のチャビに加えてバルサBにいるイニエスタの成長も著しいこともあり、バルサ側は交渉次第でアルテッタを譲るようだ