1月23日


     

真夜中のパーティー

夕方に放たれたマドリッドメディアからの爆弾情報。それはマドリッド州テレビ局・テレマドリが伝えた「バルサ選手試合前夜のパーティー」というスキャンダルなニュース爆弾だった。

21時から始まったテレマドリのスポーツニュース。
「ラージョ戦前日の土曜日深夜、バルサの選手5人でホテルの一部屋をキープし、女性同伴の深夜のパーティーを開いていた。その5人のうち、2人がオランダ人選手、3人がスペイン人選手であることがわかっている。翌日の試合にも出場したオランダの選手は、この部屋の使用料80万ペセタを彼のクレジットカードで支払いしたことも確認されている」
このニュースはその後、カタルーニャの地方局であるTV3でも、全国放送のTV1でも流され始めた。だがいずれの局も具体的な証拠となるものはいっさい提示することなく、今のところ噂の段階をでるものではない。例えばEFE通信なども、ニュース源はテレマドリとしてこのニュースを伝えている。

だが噂の段階をでないとしても、爆弾ニュースであることには変わりはない。昨日の深夜のラジオ・スポーツ番組では各局揃って「特別番組」を組んでいたし、バルサ首脳陣も深夜の「臨時会合」をバルサオフィスで開いていた。その会合が終わったのは深夜の12時30分だが、解散後は誰もコメントを残さないで帰宅していった。

翌日のラージョ戦を控え、バルサの選手が宿泊していたホテルでおこなわれたというこのパーティー。だが選手に同行していたクラブ副会長のアンヘル・フェルナンデスは次のように語っている。
「そんなバカな。パーティーが開かれたという8階のフロアーは、私たちクラブ首脳陣が宿泊していた階ではないか。そんな深夜のパーティーが開かれていたら私たちにはすぐわかるはずだ。」

いずれにしてもバルサ首脳陣としては、このニュースに関しての事実経過を追求することになる。もしこのニュースが真実であれば、その選手たちに対し何らかの処分を決める事になるだろうし、真実でないのならばテレマドリに対する告訴も考えられる。


クライハート、1試合の出場停止

奇跡的に1試合だけの出場停止処分ですんだクライハート。委員会は彼のラージョ戦での審判に対する行為は「無礼な態度」ということで、最少の制裁で終わりを見た。

「真夜中のパーティー」というスキャンダラスなニュースに包まれた昨日のバルサだが、パトリック・クライハートの制裁がたったの1試合だと明るいニュースもマドリッドから伝わってきた。しかもデ・キンターナ選手との小競り合い問題は、いっさい今回は問題として取り上げられずに済んだ。クライハートが審判とフットボール協会に提出した「反省の弁」が少しは評価されたようで、このような最低限の試合出場停止処分となった。また、過去に同じようなケースをおこしているクライハートだが、今シーズンに関しては初めてということで「再犯」扱いはされなかった。

また一部のメディアで流されたリバプールの「クライハート獲得作戦」は、現実には存在しないことを両クラブが正式に表明した。リバプール側の正式表明では「我々はクライハート選手を獲得しようという意思はまったくないことを表明する。いつものくだらないメディアが流す、ゴミみたいなニュースの一つだ」


●ガブリ、契約延長交渉
これまで契約延長交渉が事実上ストップしていたガブリ側とバルサだが、彼の代理人であるマヌエル・フェレールによれば、近いうちに再び両者が交渉の席につくことになりそうだ。

●バルサスポーツ都市、実現へ
ついに、バルサスポーツ都市の工事が始まった。ジョアン・ガンペルと名付けられるこの壮大なスポーツ施設の完成は、2年後となる。完成後はすべてのカテゴリー選手たちが同じ敷地内で練習することが可能となる。

●レイジンハー、今すぐのレンタルを希望
マンチェスターへの今すぐのレンタルを希望しているレイジンハーだが、バルサ側としては今シーズンが終わった段階での「完全移籍」はあり得るとしても、シーズン途中でのレンタルは考えていないと正式発表をした。