1月31日



カペーロの夢

ファビオ・カペーロは我々エスポーツの特派員を快く迎えてくれた。彼にとって将来バルサの監督になることは決して不可能なことではないと語るカッペロだ。

どこのクラブに行こうが「タイトル」と同義語のカペーロ。ミラン、マドリ、そして現在ローマの監督を務め、昨シーズンはクラブをリーグ優勝に導いた。彼は成功を約束してくれる数少ない監督の一人である。

昨年の今頃にはすでにガスパーとカペーロの間で交渉がおこなわれ、今シーズンからのバルサ監督就任がほぼ決まりかけていた。だがバルサは最後の段階で時間をかけすぎてしまった。待ちぼうけを食らったカッペロは、ローマとの2年契約を優先してしまう。ガスパーは同じ過ちを繰り返さないためにも、来シーズンからの新構想にカッペロとの交渉を急いでいることは間違いないだろう。

カペーロインタビュー

バルサは相変わらずあなたのことに注目しています。しかも今シーズンあなたがバルサに来なかったことを非常に残念がっているバルセロニスタもいるようです。

監督が彼の仕事を全うし結果がついてくれば、この世界は常にその監督に注目するもんだ。そういい意味で言えば、私の仕事を評価されているということで非常に感謝している。

成功の秘訣はなんでしょうか?

もちろん監督という職業は、監督としての才能がなければうまくいかない。だが最も肝心なことは良い選手をそろえることだ。彼らなくして成功などあり得ない。

カンプノウであなたを見られる日があるでしょうか?

将来のことは誰にもわからない。一つだけ確かに思えたことはミランには決して戻らないということだった。それだって今考えてみればわからないことの一つだと感じるようになった。私の職業はプロフットボールの監督だ。もし魅力的なビッグクラブからオファーがあったら当然その可能性について考えなければならない。

ところでチャンピオンズリーグではバルサと同じグループになっていますが、あなたの予想は。

多分、最も難しいグループの一つだろう。どこのチームが先に進んでもおかしくない。ガラタサライが弱小クラブであるなどと思ったら大間違いだ。彼らとの試合は非常に難しい。最後の最後の試合までどのクラブが生き残れるかわからないだろう。

ローマ・バルサ戦について

我々ローマというクラブにとって、チャンピオンズリーグの準決勝までいくということは非常に重要なことだ。バルサは常にヨーロッパの中でビッグチームとして存在しているが、我々はそうじゃない。モチベーションということに関して言えば、我々は決してバルサの選手には負けないだろうと思う。カンプノウで引き分け、ローマで勝利すれば我々にとっては満足行く結果になると思う。

今シーズンのバルサについて

何試合かバルサの試合を見たけれど、私はクラブの中にいるわけじゃないから何とも言えない。

リバルドについて

リバルドは誰もが思うように、違いを見せる選手だ。それはバルサの中だけではなく、セレソンでも同じだろう。でもバルサはリバルドだけじゃない。偉大な選手が何人もいる。

サビオラについて

彼はアルゼンチンにいた頃からよく知っている。ローマにもきたことがあるしね。将来を約束された数少ない選手の一人だと思う。もちろんバルサと契約する前から彼のことは狙っていた。だがローマとバルサでは名声が違うからね。

あなたはクライハートが気に入らないという以前からの噂がありますが。

それは誤解だ。私はミランで監督しているとき、彼を常に使っていたことを人々は忘れている。彼が移籍したのは私がミランをでた翌年のことなんだよ。これ以上はっきりした答えはないだろう。



メンディエッタ移籍で交渉中!

ラッチオの交渉人が昨日バルセロナに到着。今日一日かけてメンディエッタの移籍問題の可能性について交渉する見込み。

バルサとラッチオは昨日の夜からメンディエッタの移籍に関して交渉を始めている。ローマからバルセロナにやって来たビニチオ・フィオラネーリは、ラッチオの移籍問題によく登場するFIFAエージェント。ラッチオの会長であるセルヒオ・クラグノッティの全権を得て、会長サイン入りの書類をも持参してやって来ているといわれている

これまでラッチオで期待通りの活躍ができていないメンディエッタ。ラッチオとしては今のうちに完全移籍させるか、それが無理であるならば6月まで待ち、シーズン終了後に移籍させる考えのようだ。ビルバオが望むようなレンタル移籍はいまのところ考慮にいれていない。

これまでのメンディエッタの状況や、ラッチオの抱えている経済的問題を知り尽くしているバルサとしては、ラッチオ側が示す3000万ユーロの移籍料は交渉次第でさらに下がると読んでいる。一方、バルサ側が提案しようとしているロッケンバックのラッチオへのレンタルはラッチオ側が興味を示していない。彼らが望んでいるのはココの獲得のようだ。ココはイタリアでは非常に高く評価されている選手である。現在負傷中の身ではあるものの、それは問題ない。

バルサにとって一つの問題となりそうなのはAt.マドリの存在だ。クラブのマネージャーであるパウロ・フットレはバルサよりも早く彼に感心を示し2400万ユーロの現金を用意していると言われる。だがメンディエッタが望む移籍先は第一にビルバオである。だがビルバオが完全移籍ではなくレンタル希望である以上、移籍の可能性は少ない。そして第二に希望するのがバルサへの移籍。いずれにしても今日一日かけた交渉で彼の将来が決まる。


●アベラルド、クラブに紳士協定を要求
「8年間バルサの選手として問題をおこしたことは一度もない俺だ。もしバルサが俺を来シーズンいらないというのなら、それはそれでしょうがない。だがその時は、俺を自由の身にして放出して欲しい」
この間、一部のメディアでバルサ側が来シーズンは再契約しないと噂されたアベラルド。クラブ側はこれを否定しているものの、もし再契約しないのなら「違約金」なしで放出して欲しいと語る。そのアベラルドはリズムには欠けるものの、練習は他の選手と同じようにできるまでになった。

●モッタ、テネリフェ戦へ
先日の試合で退場になりテネリフェ戦には出場不可能なコクーに代わって、カンテラのモッタの出場が期待されている。カタルーニャ杯のレリダ戦でも活躍を見せたモッタは、一部リーグでのプレーする準備はいつでもできていると語る。3年前、カンテラから登場したチャビがバジャドリ戦でバンガールの辞任を救ったように、モッタもレシャックのクビを救うかも知れない。

●ボナノ、スタメン復帰か
緊張した試合が予想されるテネリフェ戦。レシャックはこの試合に経験豊富なボナノのスタメン復帰を考えている。レイナが期待どうりの安定したプレーをしていない今、レシャックはベテランの力を発揮して欲しいとボナノに期待。