2月12日


    

サビオラ・リケルメ、明日実現!

多くのバルセロニスタの夢、それが明日の試合で実現する。ウエールズ対アルゼンチンの親善試合(20時30分、スペイン時間)でサビオラとリケルメのコンビがスタメンで出場する。

マルセロ・ビエルサ、アルゼンチン代表監督、彼が多くのバルセロニスタが期待するサビオラ・リケルメのコンビを実現させてくれる。サビオラとリケルメが同じユニフォームを身につけ一緒にプレーすることになる。アルゼンチンメディアが発表するところによれば、ビエルサの基本的の構想は明日の試合に二人ともスタメンで登場させること。したがって、何らかの変更がない限りバルセロニスタには夢の競演が見られることになる。

リケルメを代表に、という声はアルゼンチ内部では非常に強いものがある。ファンはもとより多くのマスコミも彼のワールドカップへの参加を訴えている。だがビエルサの考える「代表」は、これまでのところそれらとは少々異なるアイデアのもとに進められている。ビエルサが好むシステムは4−3−1−2であり、リケルメのポジションにはベロンがこれまで選ばれている。またベロンの他に、アイマール、ガジャルドとのポジション競争も激しいリケルメだ。

一方サビオラの状況も厳しい。彼のポジションにはバティをはじめ、ピオッホ・ロペス、クレスポ、そしてグスターボ・ロペスがほぼワールドカップへのポストを確保している。問題は5人目を誰にするかということになるが、サビオラと共にロメーロ、クルスが候補に挙がっているようだ。ビエルサはこれまでプンタとしてバティを前線に置き、左右どちらかのウイングにもう一人デランテーロをおくスタイルをとっている。したがって明日の試合はバティを9番として、サビオラがもう一人のデランテーロとして起用されるだろう。

サビオラとリケルメが一緒にプレーするのはこれが初めてというわけではない。2000年シドニーオリンピックに向けた予選ですでに同じユニフォームを身につけ戦っている。

(写真はムンド・デポルティーボ紙より)


リバルド再契約作戦

バルサ首脳陣はリバルドの契約を延長する考えのようだ。2年から3年の延長契約を考えるバルサ。だが、彼らの考える条件での延長が望めない場合、リバルドは来年の6月には自由契約となってしまう。

今から1か月以内にリバルドの将来が決まる。2003年6月に契約切れとなるリバルドの契約延長交渉がガスパー自らの指揮の元おこなわれる。だがもちろん、いかなる条件でもというわけではない。
現在ガスパー政権の考えている延長期間は2年から3年。年俸は現在のものと同じようなものとなる。だが将来どこかのチームがリバルドへ関心を示した時の「違約金」は2500万ユーロとなる。

ところでこれまでバルサ首脳陣は、他クラブからのリバルドへのオファーの存在をいっさい認めてない。そんなものは噂の段階を出ていないと表明している。認めている唯一のものは去年の夏のアントン・パレイラとラッチオ首脳陣との交渉の事実だ。この交渉はベロンとの交換という条件でラッチオ側が接近してきたものであるという。

現在のリバルドの年俸はネットで1000万ユーロ。もしリバルドがこれまで見せてきたような大事な試合での活躍が期待できるとすれば、バルサにとってはじゅうぶんに精算のとれる額ではある。だが同時にこの年俸額を興味ある新たな選手の獲得に使うべきだという意見も首脳陣内にあるようだ。いずれにしても今から1か月をかけて交渉がおこなわれる。


●ルイス・エンリケ、コルーニャ戦OK
チームに必要なキャラクターが帰ってくる。ほぼ3か月の欠場となったルイス・エンリケだが、リーガの戦いが本番を迎える今週の試合にはどうやら間に合いそうだ。これまで慎重な上にも慎重を期していたドクター・プルーマだが、彼も今週末からのプレーには反対していない。

●昨日の練習はたったの9人
各地でおこなわれる明日の代表選のため、バルサに残っている選手は非常にわずかだ。昨日の練習に参加したのはわずか9人。ドゥトゥエル、ガブリ、ロッケンバック、ジェオバンニ、ジェラール、アベラルド、リバルド、モッタ、そしてルイス・エンリケ。今日の練習はお休みとなる。

●リバルドもOK
マジョルカ戦では負傷のため途中交替となったリバルド。一昨日、昨日と練習を最後まで続けられないような状況だ。だが今日1日休み、明日からのリハビリが予定通りいけばコルーニャ戦には出場がじゅうぶんに可能と見られている。