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3月24日
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VALLADOLID - FC.BARCELONA 20:00 NUEVO ZORRILLA |
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最初の決勝戦
バルサの監督カルラス・レシャックは心理学者に変身した。昨日、バルセロニスタと選手に対しメッセージを送っている。 ■クライフの精神 ■チャンピオンズの精神 ■レシャックの精神 「今の我々は天国にいるわけでもなく、まして地獄にいるわけでもない。言ってみれば『試練の場』にいると言っていいだろう。チャンピオンズの結果は我々が冷静さを取り戻すのに役立った。だがそれも今日のバジャドリ戦次第といえるだろう。チームの雰囲気は非常にいいものとなっている。これまで我々はリーグ制覇から脱落したと思っている人々がいるようだが、私はそうは思わない。」 レシャックにとって明らかなことは、ガラタサライ戦以前と以降では精神的な面で大きな変化が生まれたことのようだ。それは少なくてもタイトル獲得に向けた可能性の追求が可能になったことからきている。 「もし一シーズン通してバルサが何のタイトルも獲得できなければ、少なくとも私は失敗のシーズンだと思う。我々はバルサであり、世界の中でも屈指のクラブなんだからね。だがもしチャンピオンズの決勝戦に進出し、リーグでも2位につければ、それはそれなりに良いシーズンだったと言っていいかも知れない。」 イスタンブールの勝利で、たったそれだけの勝利で、偉そうにしゃべっていると思われることを嫌うレシャック。状況が良い方向に向いていようが悪い状況を抱えていようがモラル面ではいつも上昇志向だと言う。 「フットボールは人生と同じさ。良いときも悪いときもある。だがどのような状況であれ精神面だけは強く持たないといけない、というのが長い人生を送ってきた私の結論。良い状況の時だけ胸を張ってしゃべることは許されない。ルイス・エンリケがガラタサライ戦でゴールを決めようが決めまいが、私のモラルは常に高い。」 |
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●メンバー予想(エスポーツ&カッコ内はムンド) 昨日の練習で思わぬ負傷をしたロッケンバックが出場できないため、ガラタサライ戦の繰り返しメンバーとはならない今日のバジャドリ戦。召集メンバーにはロッケンバックとトラッショーラスの代わりにコクーとデブーが復帰した。この二人がスタメンで出場することはほぼ間違いないと言っていいだろう。ディフェンスでもし変化があるとすれば、クリスタンバールをベンチにおいてアベラルドが再びスタメン選手としてプレーする可能性があることだ。コクーも11人のスタメンに戻ることも間違いないところ。 |
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カルッチオにペップが戻る日
バジャドリ戦が始まる5時間前、バルセロニスタ注目の試合が開始される。バルセロニスタにとってもう一つの重要な試合、それは元バルサキャプテンのペップの試合だ。ブレッシア、この小さな街にあるグランドに今日ペップが戻ってくる。 ペップのいるレッシアには自然がたくさんあり、その自然から学ぶ多くの諺が古くから言い伝えられている。その中の一つに次のようなものがある。 ペップが恐怖感を抱いているとしても何の不思議もないだろう。なぜなら彼はドーピング検査にひっかかった以前と同じものを摂取しているのだから。元NASAの研究員で現在バルセロナ大学に勤めるドクターが用意してくれる複合ビタミン剤を今でもとり続けているペップ。だから彼の弁護士たちは一つの予防線を張った。独自に試合前と試合後にそれぞれ試験管にペップの尿をとり、それをバルセロナ大学で検査するという予防線を。また「アクシデント」があった場合に証拠として使用できる可能性を。あらゆるイマジネーションを使用してペップを守らなければならない。そう、イタリアでは何が起きても不思議ではないのだから、 ペップの復帰という事実は、バルサの選手たちにも決して無関心ではいられない。すべての選手がペップ個人の復帰を祝い、そして2部落ちのラインにいるブレッシアを救い、できればワールドカップに出場して欲しいと思う。ペップの心境を一番理解しているのは、やはり同じ境遇におかれたデブーであろう。 チャビにとっても今日は特別な日だ。 今日の試合に復帰してくるコクーもペップのプレーを期待する一人だ。 |
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