5月1日




     

アディオス、ワールドカップ出場!

イタリアに冒険旅行に出た元バルサのキャプテンはどこまでついてないのだろうか。先週おこなわれたユベントス戦で負傷したグアルディオーラ、彼のワールドカップ出場はほぼ絶望的となってしまった。最低でも3週間は負傷箇所を固定しなければならないペップ、アニモ!ペップ!元気をだせ!

日曜日におこなわれたユベントス戦でグアルディオラは途中退場しなければならなかった。オランダ人選手ダビーのタックルを受け右ヒザを負傷したのだ。試合後の負傷箇所の痛みはそれほたいしたものではなかったものの、いやな予感がしていたという。ブレッシアのドクターによる試合後の診断は楽観的なものだった。たいした怪我ではないとペップに告げるブレッシアのドクター。だが、彼の信頼するドクター、ラモン・クガットに診察してもらうため彼は急きょバルセロナへと向かった。

月曜日の夜ラモン・クガットによっておこなわれた精密検査の結果は、ペップの悪い予感が現実化してしまう最悪のものとなる。最低3週間にわたる右ヒザの固定。これでワールドカップ出場は絶望的となった。

昨日の朝ブレッシアに戻ったペップはさっそくクラブ首脳陣と会い、負傷具合を説明している。今週末の一部残留をかけた大事な試合には当然出場できない。それが彼にとって、ワールドカップ出場が絶望ということ以上に、残念なことのようだ。

「今シーズンに起こったことを考えてみると、まったく違う二つの季節にわかれる。一つはプレーすることが可能な時期、もう一つはグランドから遠ざけられた時期、この二つだ。今は負傷という、そう、どのような選手にも起こりうることによる欠場を余儀なくされているが、少し前までは納得のいかない理由で無理矢理欠場させられた。いずれにしても今シーズンは悪いスタートで幕を開け、最悪の状態で幕を閉じることになる。」

「負傷自体はそれほど大げさなものでもない。1か月後にはもう走れるようになるだろうから。最悪なのはケガをしたことではなくて、ブレッシアにとって大事な次の試合に出られないことだ。一部に生き残れるかどうかという大事な試合に出場できないのが、傷の痛みなどとは比べものにならないぐらい悲しいことだ。ワールドカップのことは頭の中に入っていない項目。今の自分にとってブレッシアを救うことが最大の目標だからね。」

この思いがけぬ負傷や、4か月という不本意はドーピング制裁にも関わらず、グアルディオーラへの来シーズンのオファーは後を絶たない。カルッチオではローマ、ラッチオ、インテル、そしてミランが具体的なオファーが提出しているという。またプレミアリーグからはアーセナルを始めトッテンハムもオファーをだしているようだ。だが彼の決意はいまだに明らかなものとはなっていない。ブレッシアに残留する可能性もじゅうぶんあるのだ。
「来シーズンのことはまだわからない。ブレッシアに残るかどうかはわからないけれど、個人的な借りがここのファンに人たちにあるような気がしているんだ。」


●ロッケンバック、モッタ、アンダー21に行かず
フランスで5月6日から17日にかけておこなわれるアンダー21の大会にブラジル代表として召集されていた二人は、大会に参加しないことが決まった。

先月の26日にセレソン監督によって発表された19人の代表選手の中にロッケンバックとモッタの名前があげられていた。だがシーズンが終わりかけている大事な時期であることから、バルサ首脳陣とセレソン関係者の間でこれまで交渉が続けられ、結局バルサの要請としてあった彼らの大会の不参加を決まった。

●カルピン、今度の日曜日がセルタの選手として最後の可能性
カルピンにとって、セルタ選手としてのサイクルは終了したようだ。5年間在籍したセルタだが、来シーズンはセルタを離れる決心をしたのは間違いない。延長契約についてクラブ関係者とおこなってきた交渉は、それが始められてからもう2年になる。彼は2年間の延長契約を要求し、クラブは1年を譲らない。

彼のところに来ているオファーは、かつて彼が在籍していたソシエダーの他にデポールやベティス、グラスゴー・レンジャースなど。カルピンは今日の午後、記者会見を自ら召集し記者たちを前にお別れの挨拶をすることになるだろう。今度の日曜のバライードスでおこなわれるセビージャ戦が彼の地元での最後の試合となる。

●年俸取得者ベストファイブ
1.ジダーン 1360万ユーロ
2.ベッカム 1030万ユーロ
3.バティ  1010万ユーロ
4.ナカタ   945万ユーロ
5.ロナルド  922万ユーロ