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5月10日
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リバルドの真実
リバルドにとって今シーズンの悪夢を忘れるのには相当の年月が必要となるだろう。シーズンが終わりをつげようとしているのに、いまだに彼のリハビリは見通しの立たないものとなっている。最終戦となる明日のサラゴサ戦にも出場が不可能なリバルドにとって、ワールドカップが唯一の見せ場となる。だがそれも完全な体調で出場できる見込みは少ない。 彼にとって今シーズンのバルサ選手としての最終戦は4月20日のセルタ戦となってしまった。片足を引きずりながらのゴールが彼にとって最後の、今シーズンにあげたわずかなゴールの最後のものとなってしまった。そして明日のサラゴサ戦には彼は出場しない。それは危険が大きすぎるからだ。まだ痛みが完全にとれていない上に、もし悪化するようなことがあれば手術も必要となりそれは彼の引退も意味することになる。もちろんリバルドは心配している。彼の右足ヒザはもうボロボロの状態だということを誰よりも知っているからだ。 だがリバルドの心配事はさらに増えることになる。バンガールの監督就任は彼のバルサ生活の終わりを意味してもおかしくないからだ。かつてバンガールがバルサの監督であった時に、すでに彼とは何回も衝突している。しかも彼がガスパーに提出した放出リストの一番に彼の名前もあがっている。そんなリバルドに彼の重大さを世界中に示す場はワールドカップとなっている。完全な体調では出場できないだろうが、この大ステージで彼は最後の意地を見せようとしている。 ■オファーのないリバルド ■リバルドの心配事 ■リバルドの将来 |
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フィーゴ発言に応えるクライハート
ルイス・フィーゴがマドリに移籍した理由の一つを「チャンピオンズのタイトルを獲りたいがため」と発言したのに対し、クライハートはバルサでチャンピオンズのタイトルを獲るのが自分の目標だと答えている。 ルイス・フィーゴとパトリック・クライハートの違い、それは明らかだ。フィーゴはタイトルを獲るために(もちろんユーロをいっぱい稼ぐためということが最優先事項ではあるが)どこのクラブでもかまわないからそれの可能性の強いところに移籍したのに対し、クライハートの願望はバルサでチャンピオンズのタイトルを獲りたいと考えるところだ。 彼は来週の水曜日におこなわれるチャンピオンズの決勝戦でもしマドリが負けてもそんなに喜びはしないだろうとも言う。なぜなら一番大事なのはバルサであって、マドリがどうしようと関係ないと言う。 もちろん最近メディアの間で流れる「放出候補」選手の一人であることにも触れる。 放出選手や補強選手の話題であふれている最近のメディアだが、ここに来てバンガールの来シーズン監督就任話しも加わってきた。まだ大事な試合が残っているこの時期に、そんなことがウワサとしてでも出るのはおかしいと考えるクライハートだ。 |
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バンガール、2年契約
来週の月曜日、5月13日がバンガールがバルサに来るかどうかのキーポイントとなる日だ。 多くの関係者が見るところによれば、来週の月曜日にバンガールは正式書類にサインすることになる。これまでガスパー会長と何回かおこなってきた接触により口約束であったものが、正式な監督就任として現実化する。今日の段階において、この月曜日の正式就任はセレモニーのようなものだ。公式に発表されてはいないものの、バンガールの監督就任はすでに既成の事実である。来週末が過ぎれば無効となるといわれているこの「口約束」だが、週末をまつまでもなく現実化するのは明らかだ。そして彼の正式プレゼンテーションは17日の金曜日となる。ブラジル代表対カタルーニャ代表のおこなわれる17日に、彼が正式に来シーズンからのバルサの監督となることが発表される。 第一次バンガール政権と違うところは契約期間が2年ということだ。前回は3年契約でその後の2年のオプション付きというものだった。だが年俸に関しては同じもの、つまり3億ペセタといわれている。 バンガールにとってこのバルサへの回帰は、監督人生の勝負を賭けたものだと親しい友人に語っている。かつて3年間の第一次バンガール政権は、中途半端に終了してしまったことを非常に悔やんでいるようだ。だが成功への条件はかなり前回の方が上まわっている。なぜなら彼を全面支持したヌニェスはもういないこと、そしてクラブの経済的問題により彼の望むすべての選手の獲得までには至らない可能性があることだ。 だがそれでも有利な面ももちろんある。現在の選手たちを見てみればほとんどが彼が去った時のメンバーでもあり、各選手の特徴は知り抜いているバンガール。しかもバルサベンチを仕切るのがいかに難しい仕事かということも理解している。だが問題は彼の復帰を喜んではいない選手もいることだ。 我々ムンドデポルティーボが知るところによれば、リバルドは放出リストに載っていない。これまで我々も含めて発表してきたリバルドの放出案をバルサ首脳陣は考えていないようだ。それはどのように理解すればいいのだろうか。想像の域を出ないが、一つは彼の代わりになるような選手が獲得できないこと、そしてもう一つは彼の年俸を払うことができるクラブがないこと。したがって金銭移籍や交換トレードがかなり難しい状況になっているということか。だがバンガールの復帰が間違いない今、彼がリバルドを受け入れるとは思えない。セルジやアベラルドは放出されたとしてもルイス・エンリケは放出することはできない。そして今、またリバルドという選手が残ることになるとバンガールと衝突する選手が一人増えることにもなる。 いずれにしてもバンガールの復帰はいまだにバルセロニズモの中で大衝撃となっている。人それぞれによってこの復帰の受け入れが違ってきているのは当然のことだ。当社がおこなっているアンケートによれば賛成・反対がそれぞれ見事に50%と別れている(カピタン注・エスポーツ紙によれば賛成42%、カタルーニャラジオによれば賛成29%)。彼の家族や友人たちは危険性を考えて今回の復帰に反対しているといわれている。だが余程の変化がない限り、3、4日後にはバルサの監督に就任することになるだろう。 |
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●意欲に燃えるコロッチーニ(エスポーツ) バンガールが来週に正式発表されるまでは、コロッチーニの獲得もまたなければならないバルサ。来シーズンの監督となる彼の正式な了承が必要なのは当然ではある。だがバルサがコロッチーニを獲得するというニュースは彼のところにはすでに届いている。その日をクビを長くして待つコロッチーニだ。 「バルサはスペインの中だけではなく、ヨーロッパの中でも何本指に入るビッグクラブ。まだ代理人からは何も言ってきてはいないけれど、一日も早く入団が決まれば最高。サビオラとも再会できるし、夢のような話しだ」 ●コロッチーニ、At.マドリへ(ムンド) ●怒り狂うストイチコフ ●グアルディオーラ、ローマのウワサを否定 |
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