2002年バルサの船出
2002年1月1日18時に新年初の練習が開始された。ブラジルやアルゼンチンに帰国している選手も含めて、すべての選手が召集された昨日の練習。だが二人の予告なしの欠場が見られた。それはロッケンバックとジェオバンニ(リバルドは今日2日に精密検査を受けるため、今日から練習に合流予定)。そしてクライハートはアムステルダムで飛行機に乗り遅れ、遅効しての初練習。2002年での快進撃を誓うバルサとしては、さい先の悪いスタートと言っていいだろう。
ロッケンバックとジェオバンニの不在はクラブ関係者の怒りをかっている。なぜなら連絡さえ取れない状態で、どこにいるかもわからないからだ。クラブ関係者は昨日一日かけて彼らに電話連絡をとろうとしたものの、ついに居場所を確認することができなかった。
今日は午前と午後と2回の合同練習がおこなわれる。午前の練習にはほぼ間に合わないであろうこの二人に対し、ペセタではなくユーロでの初の罰金が加えられることになる。
●バルサ医院、ついに空っぽ
行方不明のロッケンバックとジェオバンニを別にして、予定されたすべての選手が昨日の練習に参加している。これまでバルサ医院の患者だったアベラルド、アンデルソン、ジェラール、アルフォンソ、そしてルイス・エンリケが戻ってきた。
今シーズン初めてとなる、すべての選手が揃ったバルサ。レシャックにとっては願ってもないニュースであり、同時にこれからは言い訳も許されない状態となる。
●リケルメ、ナンバー1
ヨーロッパのバロンデオロに匹敵されるという南米の「アメリカ最優秀選手」にリケルメが選ばれた。厳密にいうとこの賞の名前は「アメリカフットボールの王様」と呼ばれ、15年前からウルグアイのエル・パイス紙が組織している賞だ。88ポイントを獲得して「王」になったリケルメに続き、59ポイントでオスカー・コルドバ、41ポイントでロマリオが続いている。
●サビオラ、ニューズ・ウイーク誌に
今年最初に発売されるニューズ・ウイーク誌に「将来を期待される7人」の中にサビオラが選ばれている。
「サビオラというアルゼンチンの若者が、ヨーロッパへの進出をFC バルセロナというクラブを基盤としておこなおうとしている。この若者は19歳にして早くもマラドーナと比較されようとしている」
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