7月6日

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次はチャンピオンズの優勝

”Jornal da Tarde”というサンパウロの日刊紙が、ワールドカップ終了後初のリバルドのインタビュー記事を掲載している。この中で彼は「チャンピオンズの優勝を狙いたい」と語り、そのためには「バルサでも他のクラブでも」関係ないとし、「イギリスやイタリアで将来プレーすることも重要なこと」としている。


カーンが最優秀選手に選ばれましたが。

自分は自分の仕事をしただけで、誰がその賞に一番相応しいかという問題には触れたくない。でも正直言って、すこしガッカリしたことは確かだ。賞が発表される前には多くの知り合いのジャーナリストが自分にチャンスがあると言ってくれていたし、自然と自分もそれを期待するようになってたからね。でも蓋を開けてみれば自分は4位だった。1位でも2位でもなく4位だった。理解できないことはあの投票が決勝戦の前におこなわれたということだな。一番大事な試合の前に投票するシステムが理解できない。

賞はともかく、フィエスタはどうでしたか?

自分はリオでのフィエスタにもサンパウロのフィエスタにも参加しなかった。左足の具合が良くないんで監督に頼んでフィエスタ参加は辞退させてもらった。だから一人でサンパウロまでの飛行機にのって自宅へ帰ったのさ。自宅に着いた時は驚いた。家の中にすべての人々が集まって自分の帰りを待っていてくれたからね。女房、子供たち、母、弟たちや妹たち、義理の兄や姉妹、甥っ子や友達、そう、すべての人々が自分の帰りを待っていてくれた。空港に着いた時に親戚や友達の家に電話したけれど誰も出ないんで変だとは思っていたんだ。女房と電話で話したときも何も言ってくれなかったし。とにかくビックリした。

ワールドカップでの活躍が評価されていますね。

これまでリバルド復活に疑問を持っていた人々も含めて、多くの人たちが自分を認め始めている。ワールドカップ前にリバルドを批判していた人たちは、これから自分を批判するときはリバルドがワールドカップでどのような活躍をしたか思い出して欲しい。負傷が癒えて練習する時間さえあれば100%の体調で試合にのぞめると信じていた。でもブラジルのメディアやファンの人々はいつもアトランタオリンピックでの自分のミスを話題にしてきた。失敗したのはあれ一度だけだというのに。

どのゴールが一番印象的ですか?

ワールドカップで獲得した5本のゴールはすべて貴重なものだと思う。特にその中でも3つのゴールはね。1−1の状態でのトルコ戦でのペナルティー、ベルギー戦でのゴール、そしてイギリス戦での同点にしたゴール。この3つのゴールはブラジルが難しい状況をむかえていたときだけに、貴重なゴールだと思っている。

バルサに残るか、あるいは旅にでるか。

それはまだわからない。唯一わかっていることはバルサとはまだ1年の契約が残っていること。そしてそれでも、解決しなければならない多くの問題がクラブと残っていることも確かなこと。22日から始まるプレステージの前に、自分の代理人がバルセロナに行って解決しなければならないいくつかのテーマについて話し合うことになるだろう。来シーズンも残るか、来シーズンだけではなく延長契約をするかどうか、あるいは他のクラブに移籍するか、それはすべてバルサ次第だ。

もしバルサとの契約が切れたらブラジルに帰るのか、あるいはヨーロッパに残るのか。

まだブラジルに戻るのは早いと思うが、それもすべて家族の意見次第。個人的にはイギリスやイタリアに行って、子供たちに違う言語を勉強させるのもいいことだと思っている。

次ぎに狙うタイトルは?

もちろんチャンピオンズのタイトルを獲得したい。昨シーズンは負傷のためユーロクラシコには出られなかった悔しい思いがある。バルサの選手としてか他のクラブの選手としてかはわからないけれど、とにかくチャンピオンズのタイトルが欲しい。


バルサにもセレソンにも興味がない

リバルドは22日から予定されているプレステージに参加することは間違いない。だがルイス・バンガールの指示の下にプレーすることに関してはモチベーション的にはかなり低いものがあるようだ。ワールドカップ終了後自宅で休養するリバルドは、再びセレソンには戻るつもりはないことと、バンガールバルサには魅力を感じないとはっきりと発言している。

リバルドとバルサの関係は常に複雑だ。リバルドを売るか残すか、あるいは延長契約を提案するか否か。クラブやメディアからの多くのプレッシャーを受けているリバルドだが、彼のアイデアは明らかのようだ。残り1年の契約をまっとうすること、延長契約には興味のないこと、etc.etc.etc 。そしてリバルドは現在と将来について語る。
「バルサには満足していない。税務署が自分に対して何億だかの申告漏れを告発しているようだが、それも含めて、バンガールがバルサに戻ってきたのがよくわからない。1年残っている契約は守るつもりだ。だがその後にバルサに残ることはないだろう。ブラジルに帰る気はない。まだヨーロッパでの仕事が残っている。」

多くの人々が認めるようにワールドカップでは活躍をしたリバルドではあるが、セレソンの選手としてのサイクルは終了したとする。
「もうセレソンでプレーすることにはそれほど魅力を感じない。批判を受けることにもウンザリしているし、セレソンは常に勝たなければならないというプレッシャーにも疲れた。もうセレソンに戻ることはないだろう。決勝戦では試合前から左かかとにテープを巻いての出場だった。それでもハーフタイムには痛み止めの処置をしなければならないほど痛みが増してきてしまった。そのためにシュートする機会が何回かありながらも、痛みのせいで不可能だった。」