8月10日

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8人の「選ばれた選手たち」

バンガールが選ぶ11人のスタメン選手。その11人のなかですでに8人の「選ばれた選手たち」は明らかになっている。プジョー、デ・ボエル、チャビ、コクー、メンディエタ、モッタ、サビオラ、そしてクルイベル、この8人が選ばれた選手たち。

バンガールノートの中にはすでに8人の選手の名前が書き込まれている。来週の水曜日におこなわれるバルソビア戦にスタメンで出場する選手たちだ。セントラールのプジョーとデ・ボエル、二人のピボッテにチャビとコクー、右インテリオールのメンディエタと左インテリオールのモッタ、右メディアプンタのサビオラ、そしてデランテーロのクルイベル。したがって11人の中で欠けている3つのポジションは、セントラールの一人、左メディアプンタ、そしてキーパー。

バンガールのシステムは明らかだ。3−4−2−1、あるいは3−6−1と呼んでもいいかも知れないこのシステムに、プレステージを通じてすでに8人の選手がポジションを獲得している。だが4日後に控えたチャンピオンズ予備選までに、残りの3つのポジションを決定していかなければならない。7人の選手、つまりボナノ、エンケ、ビクトール、レイジンゲル、ナバーロ、ルイス・エンリケ、そしてリケルメの7人の選手によって3とのポジション争いが激しくおこなわれることになる。

キーパーは基本的にボナノ、エンケによって争われるというのが一般的な声だ。だがニューキャッスル戦で活躍したビクトールをバンガールは思い切ってスタメンで登場させる可能性も捨てきれない。左セントラールを争うのはレイジンゲルとナバーロ。これまでの練習試合では圧倒的にナバーロのプレー時間のほうが長い。だがレイジンゲルの経験を重要視するか、ナバーロの成長を重要視するか、それはこれから4日間で決まることになる。左メディアプンタのポジションを争うルイス・エンリケとリケルメ。今シーズンのカピタンと若きスター選手によって争われる問題のポジション。リケルメの負傷は完全に治ったというものの、このポジションは試合当日までわからない。


ペセテロがバルサに説教

新約聖書によれば金貨30枚でキリストを裏切ったユダは、その後良心の呵責に耐えきれず木になわをかけ首吊り自殺をしたという。だが我らがルイス・フィーゴは恥という言葉も、もちろん良心の呵責という精神状態とも無縁の人間であるようだ。

リバルドの「放出問題」を一番喜んでいる人物、それは間違いなくこの男だろう。もうあれから2年たったにもかかわらず、いまだに自分のマドリ行きをバルサというクラブのせいにする男、それがルイス・フィーゴだ。そして今回の「リバルド放出問題」を自分の時と同じように定義づけようと試みる、まさに限界をしらない裏切り者、それがルイス・フィーゴだ。
「リバルドがどのような理由でバルサを出ていったか知らない。でもこれまで多くのバルサの選手が、不自然な形でクラブを追いやられたのは決して偶然ではあり得ないと思う。」

この「マドリディスタ」はひとつの重要なことを忘れている。あるいはいまだに嘘をついていると言ってもいいかも知れない。リバルドと違い、バルサはこの「マドリディスタ」を追い出したわけではないということを、あえてやさしく「忘れている」と言っておこう。彼自身が、いや正確に言えば代理人と画策して彼ら自身がマドリに身売りしたことを忘れてはならない。もちろん理由は簡単だ。ペセタ、ペセタ、ペセタ、もっとペセタ。カンプノウでもっとも敵視されているクラブに身を売りに行ったのは彼らだ。決してバルサではない。しかもカタルーニャメディアを通じて「オレはバルサを離れない」という嘘八百を並べながら、裏ではフロレンティーノとの確約をしてきた彼らだ。会長選挙に間違っても勝利しないであろうとの読みは見事に外れる。そしてフロレンティーノが会長に選出されるやいなや、ガスパーにフロレンティーノに対する「違約金」の3000万ユーロの支払いを頼み込んだフィーゴ。

バルセロニスタは決してこの裏切りを忘れないだろう。5年間にわたり、まるで自分の息子以上に可愛がってきたこの選手のことを。それはルイス・フィーゴもわかっているはずだ。そうでなければ昨シーズン2回にもわたり負傷だのカード制裁だのでカンプノウに来ることを拒否した説明がつかない。彼がリバルド問題でどんなに喜び、かつての自分のケースを正当化しようと試みてもそれは不可能なことだ。誰も彼のマドリ行きをバルサのせいと見る人間はいない。


●バンガール、左サイド補強を希望
バンガールが今の選手たちに満足しているとはいえ、さらなる補強があるに越したことはないと思っていても不思議ではない。特に左サイド、セルジ、ココが抜けた穴を埋めるための補強が必要であることも事実である。バンガールが希望するプラセンテ、あるいはソリン。ヨーロッパパスポートを取得しているプラセンテだが、彼が所属するブンデスリーガーはすでにシーズンがスタートしてしまっている。そしてソリンは外国人選手だ。この二人に似たようなタイプの選手を探すか、あるいは彼らにアタックをかけるか。いずれにしても今シーズンのバルサの門はまだ閉まってはいない。これから新加入する選手がでてくる可能性もあるバルサだ。

●ジャルデル、リスボンで入院
離婚問題で落ち込んでいるジャルデルの精神状態が芳しくない。スポルティングでのプレーを拒否している彼は強度の鬱病にかかってしまった。昨日、リスボンの病院に入院したジャルデル。精神科医による集中治療を受けることになる。入院するまでにかなり強度の薬を服用していると見られるジャルデルは健康状態も決してよくないようだ。だがスポルティングの関係者はこの入院を「クラブをでるための作戦の一つ」として考えていることをメディアに発表している。

●ジョフレ、レバンテへ
バンガール第一次政権の時に一部デビューを果たしたジョフレ。その後、他のクラブへレンタルされたりしていたが、昨シーズンはバルサBに戻ってきていた。だが今シーズン、バルサBの監督キケ・コスタの構想外とされていたため、移籍クラブを探していた。そして二部Aのクラブであるレバンテへのレンタルが最終的に決定した。