8月13

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Previa Champions League
8月14日 21:30
CAMP NOU
FC BARCELONA
vs
LEGIA VARSOVIA

まるで「ファイナル」のように

明日戦われるチャンピオンズ予備戦、バルサ対バルソビア。バンガールは選手たちに「100%の集中力」を要求している。この試合はチャンピオンズに参加できるかどうかが決まる大事な試合。それはまるで「チャンピオンズ決勝戦」のように戦わなければならないと力説するバンガール。

もちろんこの試合の重要性を認識しているのはバンガールだけではない。すべての選手が今シーズンをかけたホームアンドアウエーの試合となると思っている。チャンピオンズに参加するか、あるいはUEFAカップに参加となるか、その間には天と地ほどの違いがあることがわかっている。したがってバンガールが練習時間の間「100%」を選手に要求し、そして選手たちもその要求に応えようとしている。

この1週間の練習にすべてをかけているバンガール。これまで常に練習場における「主役」となっていたが昨日も例外とはならなかった。彼独自の大げさなジェスチャーや怒鳴り声が練習場に響きわたる。100%の集中力をもって望まなければならないバンガール監督のもとでの練習が続けられる。
「もっとパスを速く!ボールのスピードも鋭く!ダメだー、そんなパスは!年寄りみたいなパスを出すなー!もっと速く、速く、速く!」
バンガールはまさに100%。だが。選手を叱咤するだけではない。いいところがあれば同じように大げさなジェスチャーと怒鳴り声で褒め称えるバンガールでもある。

シュート練習が始まる。クリスタンバールが見事なシュートを決めた。25m離れたところから全力疾走してクリスタンバールに駆け寄り、大声で「ビエン!クリスタンバール!」と叫びながら抱きつくバンガール。バンガールはまさに100%。そして次ぎにチャビがヘディングでシュートを決めると「ビエン、チャビ!まるでバジャドリ戦だ!」と叫びチャビを褒め称える。

大げさなジェスチャーと大声を張り上げるバンガールの目的は一つ。すべての選手の集中力とモチベーションを高めるためだ。明日の試合はチャンピオンズ予備選とはいえ、バルサにとっては今シーズン最初のファイナルでもある。バルサにとって今シーズン初の公式戦は、失敗の許されない最初のテストとなっている。そしてバンガールがこの試合にのぞむに当たって用意している選手はすでに明らかにになっている。基本的にニューキャッスル戦でスタメンとして出場した選手たちが、そのままスタートとなるだろう。


●メンバー予想(エスポーツ)

 


ジャルデル、ハッセルバイン、イアン・ハルテ

8月31日を持って終わる移籍市場だが、バルサにはいまだに新加入選手の可能性があるようだ。ポルトガルからはジャルデルが、イギリスからはハッセルバイン、そしてイアン・ハルテの噂が伝わってきている。

■ジャルデル
ブラジル人の「ジャルデル問題」は同じくイタリアのチームに在籍するブラジル選手と同じように複雑怪奇な状態となっている。クラブのドクターが昨日午前中にジャルデルの鬱病状態を正式に発表。そして午後になるとスポルティングのクラブを代表して、と言うコメントが発表される。それによるとジャルデルはリスボンのどこの病院にも入院しておらず、すぐにでもメディアカルチェックを受けに来なければならない、というものだった。もちろんジャルデルは現れなかった。クラブ側によればジャルデルの代理人のホセ・ベイガの陰謀によって「入院」説が流れたとも語られている。バルサ、スポルティング、両クラブとも正式には認めていないものの、すでのジャルデルとジェオバンニのレンタル交換の交渉に入っている可能性もある。

■ハッセルバイン
現在チェルシー所属のジミー・フロイド・ハッセルバイン。彼もまたバルサ移籍を噂されていた一人だ。1か月前、チェルシーがバルサに提供してきたオファー、それは彼の移籍料を2100万ユーロとしてのものだった。ところが最近のオファーは1100万ユーロまで値下げされているという。つまりほぼ半額でどうだというオファーに変わってきている。ここのところジャルデルの噂が本格的となってきたのを見ての値下げであることは間違いないだろう。

■イアン・ハルテ
今シーズンからリーズの監督を務めることになった元バルサ監督のテリー・ベナブレス。彼はバルサによるイアン・ハルテとの接触を認めている。またクラブ同士の接触も否定していない。経済的問題で揺れているリーズだが、このイアン・ハルテの移籍料を、もちろん交渉次第とはしながらも、一応600万ユーロと査定している。


●アルナウ対レイナ
UEFAカップ出場をかけたインテルトトの最後の試合が今日おこなわれる。その一つがマラガとビジャレアルの試合。マラガにはアルナウ、ビジャレアルにはレイナが在籍、かつてのマシア育ちの選手同士の戦いになる。

●ダレサンドロ、3週間の負傷
早ければ今年の冬に、遅くとも来シーズンからの加入が濃厚と見られているダレサンドロ。試合中に負傷し、3週間のリハビリが必要と診断された。

●モラッティ会長、降参宣言
ロナルドとその代理人による「反乱」、そしてその裏ではレアル・マドリがシナリオを書き続けている「ロナルドストーリー」だが、これまで執拗にロナルドの移籍を否定してきたモラッティがついに降参した。
「もし我がクラブが経済的に興味を抱くようなオファーがあれば、ロナルドを移籍させる」
すでにインテリスタとの決裂はどうしようもないものとなっているし、肝心の監督とももめているロナルド。レアル・マドリはこれまでロナルド問題は終了したと語ってきたが、これから新たなオファーを提出することになるだろう。