8月17日

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ジャルデル、OK!

ジャルデルがバルサの選手となるのはもはや時間の問題だ。マリオ・ジャルデル、またの名をスーパーマリオ、彼とバルサ側の合意はすでに達している。残るはバルサとスポルティングとのクラブ間の最終交渉を待つのみとなっている。だがそれも今から48時間以内には解決される見込みだ。

ジャルデルとその代理人ホセ・ベイガの決意は固いようだ。スポルティングには残らないこと、そしてバルサに移籍すること、この二つが可能になるためには年俸の引き下げをも受け入れる覚悟だという。昨日の午後に流れたポルトガルのラジオ局TSFのニュースは次のようなものだった。
「スポルティングとバルサはジャルデル移籍に関する最終的合意に達した。ジャルデルは今シーズンから4年契約でバルサに移籍、そして1年間のダニのレンタルも確認された。」
だがこのニュースが流れてから1時間もしないうちに、両クラブによって否定された。

では実際の交渉はどうなっているのか。スポルティングが要求している移籍料は580万ユーロ、そしてバルサのオファーはジェオバンニを交換選手として提供というものだ。お互いの具体的なオファーに関して検討されたものの、昨日の段階では両者の合意には至っていないのが現実。だがジャルデルの強い移籍希望や、これまでのジャルデルのおこないを考えるとスポルティングの指導者たちがバルサへの移籍を考えざる終えない状況でもある。

最終的にどのような形での移籍となるか、それは今のところわからない。ジェオバンニとの交換となるのか、あるいはダニのレンタルがなされるのか、そして単に金銭的な問題で移籍がなされるのか、それはこれから48時間以内に決定されることになるだろう。


バルサ、トリスタンに注目

昨日の午後、突如として騒々しく多くのメディアによって流されたジャルデル獲得報道。だが現実はかなり違ったものとなっている。バルサがスポルティングと接触を持ったのは、単にジャルデルの状態がどうなっているかを探る目的のみであったようだ。確かにバルサはデランテーロ獲得に動いていることは間違いない。だがバルサの考えているのはジャルデルではなく、スペイン人選手だった。

バンガールが望んだデランテーロはトリスタンだった。ディエゴ・トリスタン、デポールのデランテーロをバンガールは要求している。これを受けてバルサ首脳陣はすでにデポールとの交渉に入っているといわれる。だがこの交渉は少々複雑な形でおこなわれれいる。なぜならバルサとデポールとの二者会談ではなく、マジョルカを含んだ三者会談となっているからだ。

デポールの監督であるイルレッタが欲しがっているデランテーロはマジョルカのルーケだというのは今では秘密でも何でもなくなっている。まずトリスタンがバルサに来るためにはルーケの獲得が基本的に必要なことだ。そのルーケ移籍交渉はデポール・マジョルカ間で最終段階に入っており、ほぼ間違いなくデポールへの移籍がおこなわれようとしている。もしこれが現実化されるとなると、イルレッタがトリスタン放出にOKを出すのも時間の問題となるだろう。これまでイルレッタとトリスタンの関係は決して良かったとはいえないのは既成の事実だ。

デポールとバルサ間の交渉は決して急ぐことなく、だが休むこともなく続けられている。トリスタンの移籍料をデポールはこれまで6000万ユーロと査定してきた。だが現実の選手移籍市場をみるとわかるが、これはもう過去の数字となっている。バルサが用意しているといわれる移籍料は2400万ユーロ。しかも分割払いを提案している。


●ガンペル杯
23日におこなわれるバルサのプレゼンテーションとなるガンペル杯。この試合にはリケルメがスタメンで出場することがほぼ決定されている。この試合の2日前には多くの国で代表親善試合が組まれており、クルイベルはオランダ代表として出場することになる。バンガールは代表選手には休息を与えると見られ、このガンペル杯にはルイス・エンリケ、リケルメ、そしてサビオラのトリデンテがスタメンとなる。

●100%メンディエタ
わずか1か月という短い期間でありながら、メンディエタの可能性を疑うものは少なくなっている。バンガールの強い要請でバルサに入団してきたメンディエタ。果たしてバレンシア時代の彼が戻ってくるのか、あるいはラッチオで干されていたメンディエタなのか、多くの人々が疑問に思っていた。だがこれまで彼が示したきたものは、過去の100%メンディエタだった。
「このクラブに来て素晴らしいと思ったのは選手間にある信頼感だ。それはグランド内でも外でも同じようにあると思う。バルセロナの街にも慣れてきたし、家族も非常に満足している。」

●ビクトル・バルデス
バンガールが選んだキーパーはビクトル。2002−03シーズンを通じて第一キーパーとしてビクトルが抜擢される可能性が試合ごとに強まってきている。エンケはまだバルサのシステムでプレーするには時間が必要。ボナノはワールドカップの参加により、練習に合流するのが誰よりも遅く、それが今のところハンディーとなっている。ニューキャッスル戦で活躍したビクトルは大事な試合であったバルソビア戦でもデビュー戦とは思えない落ち着きで仕事を見事にこなした。バンガールは選手のローテーションを嫌う監督でもある。当分の間、ビクトルが正キーパーとしてバルサのゴールを守ることになるだろう。

●今年の目玉商品”リケルメ10”
昨シーズンは”サビオラ7”と”プジョー24”のユニフォームがバルサグッズの目玉商品となった。だが今年はそれを大きく上まわって”リケルメ10”のユニフォームが売り出されることになりそうだ。すでにバルサ商品を扱っているボティガには多くの問い合わせが入っており、これまでの記録を破りそうな勢いでリケルメのユニフォームが売れまくる感じとなっている。