8月30日

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LIGA 第1節
9月1日 21:00
CAMP NOU
FC BARCELONA
vs
AT. MADRID


バルサに幸運の女神が!

バルサの唯一のチャンピオンズカップを獲得したヨハン・クライフ。彼はこのチャンピオンズの季節になると決まって同じことを語っている。
「本当のチャンピオンズが始まるのは第二次リーグから」
真のチャンピオンズリーグは16チームになってから始まる。まさにその言葉が的を得ている今回のチャンピオンズとなった。バルサにとってこれ以上望めないほどのラッキーな組み合わせとなった第一次リーグだ。

09月18日 バルサ・ブルッハス
09月24日 ガラタサライ・バルサ
10月01日 ロコモティフ・バルサ
10月23日 バルサ・ロコモティフ
10月29日 ブルッハス・バルサ
11月13日 バルサ・ガラタサライ

■ブルッハス
バルサが最初の当たるクラブとなるブルッハス。昨シーズン、ベルギーリーグにおける準優勝チームだ。ここ4年間、ブルッハスはリーグ戦において常に2位という結果を残している。最後に優勝したのは1998年のリーグ戦。また、2000−01シーズンにUEFAカップでバルサが対戦した時のメンバーがほぼそのまま残っている。
バンガール「ベルギーのフットボールはここ何年か非常に飛躍している。ワールドカップでもそれなりの活躍をしていた。ブルッハスは現在そのベルギーリーグで首位のチーム。う〜ん、難しい相手だ。」

■ガラタサライ
もうすでにクラシコな対戦相手となったガラタサライ。ここ何年かでいくつかの対戦をしている。地元では圧倒的な強さを見せるというガラタサライだが、バルサにとってはそれほど相性が悪くない。昨シーズンは0−1で勝利している。メンバー的にはかなりの変化が見られる。Fatih Terimが監督に返り咲き、レンタルされていたUmit DavalaやHakan Unsalなどが戻ってきている。また元マドリの選手であったBaljic、元レアル・ソシエダーのArif Erden、そして元オビエドのFabio Pintoなどもいる。
バンガール「ここ何年か、ヨーロッパのクラブの中で最も成長したのがガラタサライ。現在トルコリーグでは1敗もしていない。う〜ん、難しい相手だ。」

■ロコモティフ
バルサにとっては初対面のチーム。ロコモティフは今シーズン首位を走っているが、歴史的には常にスパルタク・モスクーに先をいかれ2位に甘んじているクラブだ。カンプノウでの試合には何の問題もないことが予想されるが、問題はアウエーでの寒さだろう。だがそれも10月の初めということからして、最悪の事態は免れている。チームの中には3人の代表選手を抱えるが、基本的にバルサにとって問題とはならないクラブだ。
バンガール「ロシアリーグで首位をいっているチーム。22試合を消化して31ゴールをあげ、8点しか失点を許していないチーム。う〜ん、難しい相手だ。」


次期監督はクーマン

アヤックス会長ミハエル・バン・プラッグにとって、次期のバルサ監督候補は明らかだ。バンガールのバルサでのサイクルが終了したなら、間違いなくクーマンが監督になるだろうと予想している。

チャンピオンズリーグ抽選会に出席したミハエル・バン・プラッグ。彼は昔からバルサと良好な関係をもっている人物だ。その彼が将来のバルサの監督についてごく自然に、まるで自分のクラブの監督を予想するかのように語り始める。
「クーマンは我々アヤックスの監督だが、いずれはバルサで監督になる人物。我々は彼がバルサに行く前に、そう、まるで一人前の監督としての経験を積むために雇っているような感じだが、まあ、それもいいだろう。彼の運命はバルサにあるんだから。バルサと我々はそれぞれ素晴らしい監督を抱えている。私が予想するに、バンガールは2、3年バルサでいい仕事をした後にバルサを離れ、そしてそのあとロナルド・クーマンが継ぐことになる。」

クーマンのバルサ移籍は100%認めるものの、アヤックス選手の移籍に関しては慎重な発言をする会長。
「我々の一時の落ち込みはすべてボスマン判決から来ている。そしてここのところようやくその痛手から立ち上がり、アヤックスとしての本来のチーム作りができるようになってきた。したがってチブにしてもバン・デル・バートにしても、できる限り長い期間アヤックスに残って欲しい。もちろんそれは難しいことだとはわかっているが。」

現在のバルサの監督バンガールに関しても語る会長。彼はバンガールを最も良く知る人物でもある。
「バンガールはいつでもバンガールだから、彼が変わるなんて思っちゃいけない。もし彼の性格が変わったりでもしたら、それは何か危険な兆候。今のままでいいじゃないか。監督としての彼の才能を疑う人物はいないだろう。アムステルダム杯で我々はバルサと対戦したが、何か昔のアヤックスを連想させるような感じだった。あの試合を見ていて、クルイベルが得点して勝利したチャンピオンズの決勝戦を思い出してしまった。バルサは間違いなくリーガの優勝候補だと思う。」


●モッタ入院
最悪の20歳の誕生日を迎えたモッタ。20歳の記念となる試合だったチャンピオンズ予備選のバルソビアとの試合にはでられなかっただけではなく、バルセロナに戻ってきてから流行性感冒がさらに悪化。ドクター・プルーナは万一のことを考えてモッタを緊急入院させた。バルソビアから帰ってきたバルサの選手は夕方から練習をおこなったが、モッタは病院の中で退屈な時間を過ごさなければならなかった。食事もできない状態のため点滴をうっているモッタだ。

●アンデルソン、ロマン、回復
パトリック・アンデルソンが予想以上に早く負傷から回復してきている。昨日の午後の練習に参加したアンデルソンは、ボールを使った練習をすでに始めている。ミニゲームには参加しなかったものの、彼の復帰は時間の問題となってきた。またロマン・リケルメも何の問題もなく練習に参加してきている。筋肉の痛みはほぼ完全にとれたようで、うまくいけば日曜日の試合には間に合いそうだ。