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9月5日
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ロナルド、国会問題に 国会で問題となったのはもちろんロナルドの移籍問題ではない。移籍問題ではなく、彼がマドリッドに到着した時の「お祭り騒ぎ」の歓迎風景に関してだ。たかがフットボール選手の到着に異常なまでの警備体制をおこなったことに関する政府に対する追及だった。追及をしたのは、もちろんカタルーニャ州の与党であるCiUの議員だ。 あの異常なまでのバカ騒ぎはいったい何だったのだろうか、これはフットボールに興味を持たないすべての人々が感じたことだろう。フットボール選手個人が所有する飛行機がスペインの軍事基地に到着し、そして多くの警備隊を伴って時速200kmのスピードでマドリッド市内に入ってきたあの騒ぎ。市民の税金がこのようなバカ騒ぎに使われていることや、一時交通をストップさせたことなどに関してCiU 議員のジョルディ・マルティが政府に説明を要求したもの。 彼が政府に説明を要求しているものは一つではなくいくつかに分かれている。まず、ロナルドの自家用飛行機が軍事基地を使用したこと。そして彼の飛行機が到着する前後に、他の飛行機の飛行プランニングを変更させたこと。また軍事基地からマドリッド市内に入るまで必要もない多くの警備隊を組織し、ただでさえ混み合っている道路にさらなる混乱を招いたこと。パトカーやオートバイ警官により先導がなにゆえ必要であったのか、そして時速200kmを越えるスピードで走ることにより周りの車に対し危険を招いたこと、などだ。 ジョルディ議員は政府による書類での回答を要求している。その基本となるものは、いかに有名なスポーツ選手であろうと、あくまで個人的なおこないに対し、空軍がなにゆえ彼の到着に関して協力しなかければならないのか。そしてその費用はどのくらいかかったのか、この点に集中している。 この国会討議が注目を浴びたのは、実は1週間前にもヨーロッパ議会でやはりカタルーニャ議員がレアル・マドリが、マドリッド州、マドリッド市に対しチャマルティンにある土地を売った問題が取り上げているからだ。スペイン内にある民間クラブの莫大な借金を返済するためにおこなわれたクラブと市・州によるいかがわしい土地売買。これを取り上げたのはCDCというカタルーニャを代表する党のヨーロッパ議員であるペレ・エステベ。 彼によればこの土地売買の疑わしさは、多くの観点から指摘できるとしている。まずスポーツ施設用土地と認定されていたものが、たった1日で市議会、州議会により商業用土地と認定されたこと。通常、土地利用変更の申し込みから結論がでるまで2年はかかるものがわずか1日でおこなわれたことを指摘している。そしてこの商業地域変更により4つの高層ビルが建設されることになるが、それは近い将来的に多くの交通問題と公害問題を生み出すことになること。また国家が民間のクラブに側面から経済援助するようなことが許されるかどうか。その他、質問は多岐にわたっている。 またスペイン国会やヨーロッパ議会とは別に、マドリッドメディアの一つである「21世紀の世界」紙がロナルドに関してスキャンダルなニュースを流している。女性週刊誌の域ををでてはいないが興味深いことは確か。それは次のようなニュースだ。 |
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●イバン・カンポ、元同僚とクラブを批判 マドリ内に特別な権力を持つ重要な選手たち。それはラウル、イエロ、ロベルト・カルロス、グッティ、サルガド、フィーゴなど。イギリスのクラブにレンタル移籍するためにマドリを発ったイバン・カンポは彼らを声高く批判する。 「モリエンテスに同情しているというが、彼みたいな状況を抱えている選手はマドリにはいっぱいいるんだ。だからもしモリエンテス問題で彼らがガタガタ言うんだったら、他の選手が抱えている状況に関しても同じように対応するのが普通じゃねえか?どんな名前を持っている選手だろうが、特別というのはいけねえ。例えその名がジダーンだとかラウルとかいう変な名前でもな。」 マドリ首脳陣に対する批判も中途半端じゃない。 「マドリっていうのはもっと紳士的なクラブかと思っていた。困っている選手がいたら精神的に助けるとかさ、優しい言葉をかけてくれるとかさ、そういうことをしてくれるクラブかと思ってたんだ。ところが冗談じゃないぜ、とんでもねえ話しだ。チットモ助けてくれねえばかりか、朝から晩まで出て行け出て行けとぬかしやがったんだ。まったく、冗談じゃねえぜ! オラー喜んで出ていくよ。」 ●”Gent del Barca" 今日スタート ●国王杯もスタート
速報 国王杯1/32 バルサの相手は ノベルダに決定。 |
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