9月17

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Champions League
9月18日 20:45
CAMP NOU
FC BARCELONA
vs
BRUJAS


●召集選手(スタメン候補
ビクトル、プジョー、デ・ボエル、ナバーロ、チャビ、コクー、メンディエタ、モッタ、サビオラ、ルイス・エンリケ、クルイベル、ボナノ、レイジンゲル、ガブリ、ジェラール、ロッケンバック、リケルメ、ジェオバンニ

●負傷中
オーベルマルス、アンデルソン

●非招集
エンケ、クリスタンバール


チャンピオンズリーグ特集


バルサ、観客数一位

UEFAが発表したここ10年間のチャンピオンズリーグの観客動員数はバルサが他のクラブを抜いてトップ。

ここ10年間でバルサは7回のチャンピオンズリーグ参加を果たしている。ホーム・アウエーを含めてこの7回の参加で66試合を戦ったバルサの試合に、3,861,353人の観客がダイレクトに試合観戦。一試合平均が58,505人となる。この一試合平均観客数はヨーロッパのどのクラブをも抜いてトップの入場数だ。二位がマンチェスターの52,324人、そして大きく離れてレアル・マドリが三位につけ平均入場数47,033人となっている。

ホームとアウエーを足した平均観客数が一位ということは、もちろんカンプノウでの観客数も一位ということになる。なぜならヨーロッパ最大の収容人員を誇るカンプノウだからだ。ここ10年でのチャンピオンズの試合での一試合平均観客数は74,835人を記録している。この数字は二位のオリンピコ・デ・キエフ61,678人、三位のオールド・トラッフォード54.724人を大きく離している。最近では、レシャックが指揮をとった昨年が観客数の増加を呼んでいるのは興味深いところだ。リバプール、ローマ、パナシナイコス、マドリ戦では85,000人以上の観客数を記録している。

UEFAが発表した一試合最高観客数ももちろんカンプノウがトップ。2000年4月18日のチェルシー戦、そして昨シーズンのマドリ戦では98,000人の観客を呼んだカンプノウだ。1998−99シーズンでのチャンピオンズ決勝戦マンチェスター・バイエルンの晴れ舞台となったカンプノウの観客数は95,000人でやはり二位の収容人数を記録している。


再びカンプノウをいっぱいにしよう!

ベルギーリーグの首位を走るブルッハスを迎える明日の試合。チャンピオンズのスタートとなる大事な試合に”12番”の選手の参加を求める選手たち。

ビルバオ戦に快勝したバルサの選手たちは、バルセロニスタが国王杯戦のことを忘れてチームの応援をするためにカンプノウに駆けつけてくれることを期待している。特に3人の重要な選手たち、クルイベル、サビオラ、ルイス・エンリケたちは昨日の記者会見で多くのソシオがカンプノウに来るように要請している。

バルサにとって明日から始まるチャンピオンズの戦いは幸運にも地元カンプノウでの試合だ。まず快調なスタートを切ることが最も大事なことだと言うクルイベル。
「何がなんでも明日の試合は勝利しないとね。リーグ戦と違って短い期間でおこなわれるチャンピオンズのようなトーナメントでは、まず地元での勝利が第一条件。しかも最初の試合でもあるし、勝たなくっちゃ。ソシオの人々には国王杯のことは忘れてもらわないと。」

サビオラにとってどうしても欲しいタイトルはチャンピオンズだという。昨シーズンは準決勝までいきながらも宿敵レアル・マドリに悔しい敗北。今シーズンこそはチャンピオンズのタイトルをと語るサビオラ。
「個人的には一番欲しいタイトル。9か月の戦いとなるけれど、最後に笑うのは我々としたい。もちろんリーグの戦いも忘れたわけではないし、そのタイトルも欲しい。ソシオの助けがあれば何でも可能さ。」

ルイス・エンリケは間違いなくソシオが駆けつけるだろうと信じている選手。これまでチームが危機に陥った時には必ず手をさしのべてくれたソシオたちだ。
「国王杯戦の敗北というのがソシオの人々にとって非常に残念だったというのはわかっているさ。彼らの無念さはこのクラブに長いこといる選手なら誰でもわかること。それでも俺は彼らが俺たちに期待するように、俺も彼らたちに期待する。明日の試合には間違いなく多くのソシオによってカンプノウが埋め尽くされるさ。」


ブルッハスをなめちゃいけない

2年前のUEFAカップですでにバルサと対戦したことがあるブルッハス。デランテロのメンドーサは、あの時のブルッハスと同じように考えたらそれは間違いだと言い切る。

ブルッハスのペルー人デランテロ、アンドレス・メンドーサは2年前にバルサと対戦している選手の一人だ。今回はUEFAカップではなくチャンピオンズの戦いでバルサと対戦することになるブルッハス。だが2年前と同じチームだと思ったらバルサは大やけどをするだろうと忠告する。
「2年前の戦いでは我々は地元で負けてしまったのが大きかった。それでもカンプノウでは引き分けに持ち込んでいる。でも今回はかなり行けるだろうと思う。選手もかなりかわったし、我々の調子も最高だ。しかも聞くところによればバルサは本調子じゃないというじゃないか。今回は彼らに勝利する絶好のチャンスだと思っている。悪くても引き分け、そう俺は思っている。カンプノウだからといってディフェンシーブな試合をすると思ったら間違いだ。俺たちはいつものように3人のデランテロで戦うことになるだろう。何たって俺たちはベルギーリーグの首位であり、1敗もしていないんだから。」
そう、彼らはリーグ戦が始まってから1敗もしていない強豪チームだ。だが2年前にUEFAカップで対戦したときも、彼らは14試合負け知らずでバルサと対戦している。結果は・・・もちろんバルサの勝利だった。

その強豪ブルッハスは今日の12:15分、バルセロナに到着する。空港からヒルトンホテルまで直行することになるブルッハス御一行は、午後にはカンプノウでの練習をおこなうことになる。


ペップ対メレンゲ

レアル・マドリはロナルドを除くすべての選手が出場可能となっているのに対し、カペーロ率いるローマはトッティ、バティ、リマなどが負傷やカード制裁で出場できない。ローマにとっての最大の武器、それはこの試合をダービー戦と位置づけるグアルディオーラの存在だ。

チャンピオンズの戦いにも、そしてなによりも抽選に絶対の力を持つレアル・マドリ。今シーズンのチャンピオンズの初戦は多くの重要な選手をかくローマが相手となる。しかもローマベンチにはカペーロもいない。彼もまたカード制裁を喰らっている一人だからだ。
「我々に勝機があるかどうか、それは試合開始1分からの集中力と闘争心あふれるプレーができるかどうかにかかっている。相手は何といってもスター選手揃いのレアル・マドリ。我々は120%の力を出し尽くして戦わなければならないだろう。ペップはここのところ体調を崩していたとはいえ重要な選手だから出場する。彼にはもちろん期待している。彼にとってこの試合はダービー戦でもあるだろうから。」
1年前のちょうど今頃、やはりローマはレアル・マドリを迎えて戦っている。あの試合での敗北は多くのロマニスタに不満感を与えた結果となった。カペーロにとっては二度と繰り返すことができない敗北だ。スター選手を欠いているローマとはいえ、この試合にはロマニスタの大きな期待がかかっているだけにカペーロにミスは許されない。

一方のレアル・マドリは選手の起用に関してはいっさいの問題がない。だがそれはあくまでも表面的なことであり、「微妙な問題」がないわけではない。それはモリエンテスの起用問題だ。ロナルドの体調が万全となれば当然ながらモリエンテスは控え選手となる。それでなくてもデルボスケはモリエンテスを信用していない監督だ。今日の試合もたぶんグティのスタメンとなるだろう。マドリメディアの伝えるところによれば、モリエンテスはチャンピオンズの試合にはいっさい出場しない可能性も強いという。もし試合に1分も出場しなければ冬のマーケットで彼を売りに出せるからだ。したがって今日の試合に少しでも出場するようなことがあったら、それは二つのことを意味する。来年の6月まで残留するか、あるいはヨーロッパの大会に参加していないクラブへの冬のバーゲン商品となるか、二つに一つだ。