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9月22日
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凄いぜ、パトリック!
クリスティーナ・クベロ記者 パトリック、知ってる?私にはあなたのゴールなんかどうでもいいことを。これまでゴールを決めていなくても、そしてどんなにゴールを外していても、私はあなたのことを最高のデランテロと評価してきたんだから。だから昨日あなたがゴールを決めようが外そうが、それはあなたの評価を変える対象にはならない。私たちはあなたの90分間にわたっておこなわれるスペクタクルなプレーでじゅうぶん満足している。だからいまさらゴールを決めたことで評価が上がるわけでもないし、もちろん下がるわけでもない。パトリック、いずれにしてもあなたは最高のデランテロなんだから。 パトリックがボールを触るたびに見せる違いのあるプレー。そのプレーから生み出されるチャンスをルイス・エンリケが決めようが、あるいはサビオラやメンディが決めようが、そのゴールの半分はあなたのものだ。3人のディフェンスに囲まれていようが8人のディフェンスに囲まれていようがパトリックにとっては同じだ。自分のところに来たボールをほんの一瞬の判断で、しかも仲間の選手に視線も送らずに出されるスペクタクルなパス。フットボールを何十年にもわたって見続けているバルセロニスタは、世界のフットボールファンの中でももっともフットボールを理解している人々。だから彼らはあなたのプレーに満足している。例え、壊れたピストルを撃つように何回もゴールを外そうと、私たちはあなたを評価し続けている。 あなたを評価しているのはもちろんバルセロニスタだけではない。パトリック、あなたの同僚が誰よりもあなたを理解している人々だろう。あなたのパスでどれだけの恩恵を受けた選手がいるか想像してみて。ゴールを決めた彼らはいつもあなたに、半分は「パトリックゴール」と認可して欲しいと思っているのだから。だから私には、あなたがゴールを決めた後に見せるバルサエスクドへのキスよりも、もっともっと嬉しいシーンがある。それはあなたの同僚たちが、ゴールを決めたパトリックに走って行き抱きつき喜び合う瞬間。まるで自分のゴールのように喜ぶ仲間たち。パトリック、あんたは凄いよ。 あなたが気がついているかは知らないけど、パトリックは若いバルセロニスタに特に好感を持たれている選手なんだ。彼らはあなたに自分を見ているから。約束事にとらわれず常に自然に振る舞い、そしてミスも多いけれどラテン人の熱さを持っているパトリックに自分を見ているんだ。いや、あなたはそのことに気がついていたのだろう。だから試合が終わった後、脱いだユニフォームを観客席に投げ込んだんだ。それも観客席の中でのもっとも若い少年に向けて投げ込んだんだ。パトリック、あんたは凄いよ。 |
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■クルイベル ゴール運に見放されていたクルイベルについに最初のゴールが生まれた。これまでいくつかのミスや不運にも見舞われてどうしてもゴールが決まらなかったクルイベル。だがそれも昨日の試合で終止符が打たれた。試合前にすでにクルイベルの初ゴールを予想していたルイス・エンリケからの絶妙なパス。それをスペクタクルなヘッディングでバシッと決めたクルイベルだ。 「やっとだね、やっとだよ。これで一安心。これまで個人的には決して悪い試合じゃあなかったのに、ゴールが決まらないことで少しフラストレーションがたまっていたことも確かさ。これから一試合一ゴールを決めていければいいな。」 ■リケルメ ■ルイス・エンリケ ■コクー
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